取材

世界一の原作厨が絶賛するほど完成度が高いキャラデザが初公開された「蒼の彼方のフォーリズム フライングサーカス入部説明会」


PCゲームが発売からわずか2カ月で萌えゲーアワード2014 大賞ユーザー支持賞を受賞し、2016年冬にいよいよ放送が開始されるTVアニメ「蒼の彼方のフォーリズム(あおかな)」のスペシャルイベントが「マチ★アソビ vol.15」で開催されました。「フライングサーカス入部説明会」と銘打って開催されたスペシャルイベントには、原作の企画とメインシナリオ監修を担当した木緒なちさんが登壇し、あおかなの世界観についてがっつりと語ったほか、アニメ版の新キャラクターデザインが初公開されています。

TVアニメ「蒼の彼方のフォーリズム」 フライングサーカス入部説明会
http://www.machiasobi.com/events/aonokanata.html

TVアニメ「蒼の彼方のフォーリズム」2016年冬放送決定!! / あおかな アニメ特設ページ
http://aokana.net/animation/

ufotable CINEMAで開催されたフライングサーカス入部説明会は満員御礼で立ち見のお客さんが出るほど。注目度の高さがうかがえます。


まずは、あおかな宣伝担当の岡和田一輝さんが登壇。


アニメ版のあおかなは、追崎史敏さんが監督、吉田玲子さんがシリーズ構成を担当し、2016年冬に放送予定です。


アニメの情報を説明したところで、なんとスクリーンの下から木緒さんが登場し、会場はどよめきに包まれました。


木緒さんは、シナリオライター兼グラフィックデザイナーで、代表作は「蒼の彼方のフォーリズム」や「グリザイアの果実」などなど。デザインでは「ひだまりスケッチ」や「ご注文はうさぎですか?」なども担当しています。


原作のPCゲームを未プレイの人もいるとのことで、ここからはあおかなの世界観についてガッツリ語るコーナー。あおかなの舞台は、高低差が激しい四島列島という離島群です。四島列島は長崎県にある五島列島がモデルになっており、木緒さんによると「聖地巡礼で五島列島にファンの人が行ってくれたらいいな」と期待していたものの、五島列島が本州からかなり離れた場所にあるため、実際に聖地巡礼で行く人はそこまで多くかったとのこと。ただし、ものすごく遠いにも関わらず五島列島まで足を運んでくれたファンの人もいて、そういった人がインターネットにアップロードする写真を見ると感激するそうです。


物語の舞台となる四島列島は高低差が激しく交通の便が悪いということで、履くだけで空を飛べるようになる「アンチグラビトンシューズ(グラシュ)」という靴が移動手段の1つとして普及しています。そのグラシュの実物大モデルがイベントに登場。画像に写っているのは、メインキャラクターの1人である倉科明日香のグラシュで、白をベースとしたボディに赤い直線が映えます。


赤い線の部分にはLEDライトが搭載されており、実際に点灯するとこんな感じ。


グラシュには重力を無効化する粒子「アンチグラビトン」を使った反重力装置が搭載されていて、履くだけでアンチグラビトンが体を包み込んで空を飛べるようになるというわけ。


ただし、みんながグラシュを使って空を飛びまくるとカオスな状態になってしまうため、四島列島の至る所に離着陸を行う停留所みたいなものが設置されています。あおかなの世界観はどちらかというと理系よりのため、ファンの人から時折「物理学の観点から見れば……」という突っ込みが寄せられることがあり、その辺は温かい目で見て欲しいとのこと。


そのグラシュを履いて行うスポーツが「フライングサーカス」で四島列島で大流行中。倉科明日香・鳶沢みさき・有坂真白・市ノ瀬莉佳・日向晶也といったメインキャラクターはフライングサーカス部に所属していて、このフライングサーカスを中心にスポ根&恋愛物語が繰り広げられます。フライングサーカスをサクッと説明すると、2人の選手が一辺300mの空間に設置された4つのブイに沿って時計回りに飛びまわり、試合時間内により多くの得点をとった人が勝者になるというもの。


勝敗を決することになる得点は、相手選手の背中にタッチするか……


ブイにタッチすることで得られます。


フライングサーカスは選手だけでなく、離れた場所から選手に指示を出すセコンドの存在も重要です。アニメ版あおかなでは原作と違うキャラクターが務めるとか。


選手が装着するグラシュは、普段の生活で使うのとは違う競技用のもの。その中にも最高速度がずば抜けて高いスピーダー、苦手項目がないバランス型のオールラウンダー、初速が高くて俊敏な動きが可能なファイターといった3種類のグラシュがあり、装着する種類によって戦術的な細かいテクニックが必要となってきて、その辺りも大きな見どころとなりそう。


キャラクターごとに装着するグラシュは異なり、一つ一つが違うデザインになっています。以下画像は、実物大モデルとしても先に登場した飛燕四型で倉科明日香が装着しているもの。


これは鳶沢みさきのレーヴァテイン。かっこいいグラシュを紹介してフライングサーカスの説明は終了。木緒さんいわく、専門用語が出てきて少しややこしい気がしますが、アニメを見れば一発で理解できるくらいに作り込まれているので心配は無用。


ここからは登場人物のキャラクターデザインを公開。倉科明日香と鳶沢みさきのキャラデザはすでに公開済みですが……


なんと有坂真白のキャラデザが初公開されました。


有坂真白だけでなく市ノ瀬莉佳も初公開。4人のキャラデザは世界一の原作厨と自負する木緒さんも「spriteさんも納得のできで、本当に素晴らしいです!」と絶賛するほどで、実際に動くところを早く見てみたい……。また、他のキャラクターも続々と完成しているそうです。


ここで参加者のみなさんに4人のキャラクターのうち、誰が好きかアンケートをとることに。アンケートでは倉科明日香と鳶沢みさきの人気が高めでした。


最後は2016年発売予定のPlayStation Vita版「蒼の彼方のフォーリズム」と2015年12月29日に開催される「sprite LIVE 2015」の告知。sprite LIVE 2015は「コミックマーケット89」と同じ日に開催されますが、ライブ会場の「DIFFER 有明」はコミケ会場からアクセスがよく、開始時間も16時30分となっているのでコミケ帰りに気軽にきてね、とのことでした。なお、優先先行販売が2015年10月14日まで行われており、どうしても行きたい人は先に購入しておくのもありです。


そんなこんなでフライングサーカス入部説明会は終了。イベント終了後には、木緒さんによるサイン会&写真撮影会が行われ、参加者のみなさんは大満足の様子でした。


なお、あおかなは公式Twitter3000人フォロワーを記念しプレゼントがゲットできるキャンペーンを実施中です。応募方法は、公式Twitterをフォローした後に、「#TVアニメあおかなキャンペーン」をつけて、応援コメントを10/18(金)までにツイートするだけ。

応援ツイートをした人の中から抽選で1人にプレゼントされるのは、アニメの特設ページのビジュアルを使用した切り絵になっています。

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in 取材,   アニメ,   ゲーム, Posted by darkhorse_log

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