ハードウェア

ケーブル1本でノートPCのグラフィック性能を劇的にパワーアップできるThunderbolt 3接続の外付けグラフィックボードBOX


IntelがUSB Type-Cにポート形状を合わせる形で延命させた高速データ伝送技術が「Thunderbolt 3」ですが、Thunderbolt 3を使った拡張BOXによってノートPCでもハイエンドグラフィックボードを簡単に「外付け」できるようになりそうです。

Here's The Box That Can Turn a Puny Laptop Into a Graphical Powerhouse
http://gizmodo.com/heres-the-box-that-can-turn-your-puny-laptop-into-a-gra-1724958260

2015年8月18日からアメリカ・サンフランシスコで開催中のIntel Developer Forum 2015(IDF 2015)ブース内で行われたThunderbolt 3を利用した拡張BOXの実機デモの様子を、米Gizmodoが紹介しています。


これがThunderbolt 3を使った外部ポート拡張ハブ。ノートPCよりも小さく薄い筐体で持ち運びできそうなサイズです。


背面にはUSB3.0、DisplayPort、HDMI、LANなどの各種ポートを搭載。


この拡張ハブは、Thunderbolt 3規格のケーブルでノートPCと接続することで、PC側に多様なインターフェースを簡単に追加できるというもの。なお、USB Type-C端子を利用したThunderbolt 3の最大転送速度は理論値で40Gbpsとなっており、超高速データ転送が可能。


Thunderbolt 3は持ち前の高速転送能力を生かして4K映像を複数画面で出力できるだけでなく、ハイエンドグラフィックボードの映像を入出力することも可能。IDF 2015のブースでは、拡張BOX内にAMD Radeon R9 M385のグラフィックボードを内蔵し、外付けGPUとしてノートPCでゲームをプレイするデモも行われていたとのこと。

下の黒×銀のBOXが外付けグラフィックボード拡張BOX。2スロットタイプのグラフィックボードに対応しているようです。


非力なグラフィック性能のノートPCでも、グラフィックボードを外付けすることでUnigine Heaven Benchmark 4.0で45.5FPS、1146点をたたき出しています。


このブースでデモが行われていた拡張BOXはInventecのプロトモデルで市販版ではなく、Intel担当者も価格について明らかにしていません。しかし、Gizmodoによると2015年内にThunderbolt 3を使った外付けタイプの拡張BOXが続々と登場してきそうだとのことです。

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in ハードウェア,   ゲーム, Posted by darkhorse_log

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