レビュー

アプリやサービスを組み合わせてアクションを起こすIFTTTっぽいYahoo!JAPANのアプリ「myThings」を使ってみました


アプリやサービスを組み合わせて「○○した場合に△△する」という指令を送れる代表的なサービスに「IFTTT」がありますが、Yahoo!JAPANが同様のアプリ「myThings」をリリースしました。myThingsはIoT時代に向けたプラットフォームを提供するアプリとのことなので、どのような使い勝手なのか、早速試しに使ってみました。

myThings - あなたの毎日が、組み合わせで便利になる
http://mythings.yahoo.co.jp/

myThings - Google Play の Android アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.yahoo.android.yiot

iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 myThings
https://itunes.apple.com/jp/app/id987874862

myThingsはAndroid・iOSの両方に対応しています。今回はiPhone 6 Plusで使うので、App Storeで「myThings」を検索して、「入手」をタップ。


「インストール」をタップ。


「開く」をタップすると、アプリが起動します。


最初に通知送信を許可します。「OK」をタップ。


チュートリアルが始まるので、右方向にスワイプしつつ、読み進めればOK。


「はじめる」をタップ。


myThingsのホーム画面が表示されました。


myThingsのホーム画面には、あらかじめ用意されたトリガーとアクションの組み合わせ(レシピ)がサムネイル表示されています。ここで、「特集を見る」をタップすれば、レシピ作成についての簡単なアドバイスを見ることができます。「スタッフのおすすめ」にある「特集を見る」をタップ。


オススメの組み合わせが一覧で表示されます。


・雨が降りそうなときに情報を通知するレシピ
例えば、「雨予報の時、降水確率と気温をお知らせします」をタップすると……


Yahoo!JAPAN IDへのログインを求められます。このレシピでは「○○した場合」という条件を指定する「トリガー」に、「Yahoo! 天気・災害」の情報を利用するので、Yahoo!JAPAN IDへのログインが必要というわけです。


Yahoo!JAPAN IDへのログインが完了すると、チャンネル認証の許可を求められるので、「認証する」をタップ。


次に、「△△する」という「アクション」の認証作業。今回、用意されているレシピのアクションは「プッシュ通知」なので、先ほどと同様に「認証する」をタップ。


するとレシピの作成画面に切り替わります。


まずはトリガーの設定作業から。「特定の天気だったら」をタップ。


「地域を選択する」をタップ。


詳しい地域を設定していきます。例えば「関東」をタップ。


「東京都」をタップ。


特別区・市町村単位で地域を指定できます。


適当な地域を設定したら、「OK」をタップ。


次にプッシュ通知させたい時間を指定。なお、時間指定しない場合は15分ごとに最新の情報がプッシュ通知されます。


続いて曜日の指定。「曜日指定」をタップ。


通知させたい曜日だけチェックをつければOK。


最後に「作成」をタップして……


「OK」をタップすればレシピの完成です。


作成したレシピは「作成組み合わせ一覧」に表示されます。なお、右のボタンでON/OFFを切り替えることで、レシピの有効/無効を簡単に変更できます。


指定した条件が満たされると、こんな感じでプッシュ通知がされました。例えば、このレシピで「実行タイミング」を朝一番にスマートフォンを見る時間に指定しておけば、その日に雨が降るか降らないかをチェックできるので、非常に便利そうです。


・netatmoと連携させてパーソナルな気候情報を通知するレシピ
myThingは「Yahoo! 天気・災害」以外にも、パーソナル環境測定デバイス「Netatmo」と連携させることも可能。このため、Netatmoを設置した室内の温度を検出してアラートをプッシュ通知させるという使い方もできます。

なお、Netatmoとはどのようなハードウェアでどのような使い方をするのかは以下の記事を見れば分かります。

部屋の二酸化炭素の濃度が高いときにIFTTT連携で通知したり世界地図でリアルタイム温度・湿度・天気を見たりできる「Netatmo」アプリを120%使い倒す方法 - GIGAZINE


ホーム画面にある「netatmoで室温が28度を超えるとお知らせします」というサムネイルをタップ。


「使う」をタップ。


netatmoを認証するために、「認証する」をタップ。


netatmoのログイン画面が起動するので……


メールアドレス・パスワードを入力して、「ログイン」をタップ。


「はい」をタップ。


自分のnetatmoの観測データが表示されたのを確認したら、「戻る」をタップ。


再び認証するか聞かれるので、「認証する」をタップ。


「はい」をタップ。


とりあえずこの時点では詳細設定は変更せずに、「作成」をタップ。


レシピの「作成組み合わせ一覧」に切り替わるので、作成したnetatomoレシピをタップ。


詳細画面のトリガー(netatomo)をタップ。


屋内モジュールを表す「Indoor」を選び、室温を指定したら「OK」をタップ。


次にアクション(プッシュ通知)をタップ。


デフォルトでは「室温が○○度です。室内での熱中症に気をつけて。」と通知されるようです。なお、myThingsでは引数は「{{」と「}}」で囲むルールで、デフォルトではnetatomoの室温データを取得して表示する設定になっています。特に文面を変更せずに「OK」をタップ。


これで室温が24度以上になったらプッシュ通知でメッセージが表示されるというレシピの完成。「編集保存」をタップして内容を保存します。


しばらくすると、「室温が26.8度です。室内での熱中症に気をつけて。」というアラートが表示されました。


・新しいムービーがアップロードされたら通知するレシピ
新着ムービーをお知らせすることも可能です。「BBCNEWSが動画を投稿すると通知します」をタップ。


「使う」をタップ。


YouTubeを認証するために「認証する」をタップ。


「承諾する」をタップ。


とりあえず詳細設定は変更せずに、「作成」をタップ。


作成組み合わせ一覧にある、作成したレシピをタップ。


トリガー(YouTube)をタップすると……


キーワードに「bbcnews」と入力されています。


アクション(プッシュ通知)はこんな感じ。「URL」の項目には「{{動画URL}}」と入力されており、YouTubeムービーのURLの引数は「動画URL」であることが分かります。


条件が満たされるとこんな感じで新着ムービーのお知らせがプッシュ通知されました。通知をタップすると……


myThingsの「タイムライン」が立ち上がり、実行されたプッシュ通知を確認でき、この中にはムービーのURLが記載されていました。ムービーのURLをタップして……


「OK」をタップ。


確かに新着のBBC Newsムービーが再生されました。しかし、よく見るとムービーはBBC News公式のものではありません。あくまでトリガーがキーワード検索なので、ムービーのアップ主を指定することはできない様です。


・レシピを自分で作ってみる
あらかじめ用意されたレシピ以外に、アプリやサービスを自由に組み合わせてオリジナルレシピを作ることも可能です。レシピを作るには画面右上の「+」をタップ。


まずはトリガーの設定から。「トリガーを追加してください」をタップ。


今回は「Twitter」を選択。


「認証する」をタップ。


Twitterアカウントの情報を入力して、「連携アプリを追加」をタップ。


「トリガーの選択」画面が開くので、「検索条件にあうツイートがあったら」をタップ。


キーワードで検索できるようです。テキストボックスをタップして……


「GIGAZINE」と入力。


次にアクションの設定。今回は「プッシュ通知」を選択。


「プッシュ通知」をタップ。


テキストボックスをタップ。


「候補」に「ツイートID」「ツイート内容」「ツイート投稿日時」と例示されているので、タップして入力します。


URLのテキストボックスには候補から「ツイートページURL」を指定して入力。


「OK」をタップ。


これで「GIGAZINE」というキーワードに関するツイートがあると、ツイートID、ツイート内容、ツイート投稿日時、ツイートページURLがプッシュ通知されるレシピができあがり。「作成」をタップします。


しばらく待つと、プッシュ通知が表示されました。通知をスワイプすると……


ツイートが表示されました。なお、GIGAZINE公式のツイートではなく、読者によるツイートでした。YouTube同様、フォローする相手を指定することはできないようです。


記事作成時点でのmyThingsのバージョンは1.0.3で、実行タイミングの指定を30分ごとにしか指定できないことや、TwitterやYouTubeをキーワードでしか検索できず、フォローしている人やチャンネルで指定できないなど、まだまだ改良の余地ありです。しかし、開発者向けにAPIが公開されているので、今後、さらに連携できるアプリやサービスが増えてくることが十分期待でき、もっと連携サービスが増えて自分好みによりきめ細かくカスタマイズできるようになれば、かなり便利なアプリになりそうです。

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in レビュー,   モバイル,   ソフトウェア, Posted by darkhorse_log

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