ミツバチは幼虫からさなぎ、成体になるまで巣の中でどう過ごしているのか?
蜂の中でもミツバチは、ハチミツや農作物の受粉など人間の生活とは切っても切れない存在として、昔から人間と共存してきた生物です。ミツバチは群を作って1つの巣を作り、群の頂点に立つ女王バチが卵を巣房と呼ばれる小部屋のようなものに生み付け、そこで成虫になるまでを過ごすのですが、気になる内部の貴重な映像をナショナルジオグラフィックが公開しています。
Amazing Time-Lapse: Bees Hatch Before Your Eyes - YouTube
ミツバチが卵から生まれる瞬間。卵から生まれたばかりの幼虫は半透明です。
幼虫は巣房と呼ばれる六角柱型の小部屋で、働き蜂が花粉やハチミツを体内で分解して合成した乳白色のローヤルゼリーを食べながら成長。なお、巣房は約0.1mmの壁でできていて、奥行きは10~15mmとのこと。
小さかった幼虫がモソモソしながら大きい幼虫へと成長します。幼虫の後半期になると、ローヤルゼリーからハチミツと花粉主体の食事へと変化。
これはミツバチのさなぎ。さなぎの期間は約12日間で、成虫へと成長していくというわけ。
巣房の中で幼虫からさなぎへと蛹化する様子。幼虫から全く形の違う成虫へと変化する様子は生命の神秘を感じさせてくれます。
羽化したばかりの成虫は全身が乳白色。頭部の中心では体を構成するであろう物質が煙のように動いているのがわかります。
時間の経過とともに複眼の色が段々と茶色になってきました。
ようやくミツバチっぽい外見になってきたところ。成虫の色が一斉に変化していくのは圧巻です。
段々と色が黒くなって……
体毛が生えてきました。
体毛が生えたことで黄色と黒のしま模様ができあがり、準備ができた成虫から飛び立っていきます。
ミツバチが巣の中で幼虫からさなぎを経て成虫になるまでの期間は働きバチで約21日間。女王バチでも約16日間かかるのですが、女王バチは成体になった後に、交尾ができるまでさらに約7日間を要するそうです。
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