メールやウェブのコンテキストを理解して最適な情報を提供するGoogle Nowの新機能「Now on Tap」
本日未明に開催された開発者向けイベントGoogle I/O 2015で、Google Nowの新機能「Now on Tap」が発表されました。Now on Tapはコンテキストを理解することで、今、ユーザーが欲している、欲するであろう情報を提示してくれます。
Google Nowも他の製品と同様に進化しています。
ユーザーに有益な情報を「ちょうどいいタイミング」で表示してくれます。
Google Nowで大事なのはコンテキスト、アンサー、アクションの3つ。
質問に最適な回答を返すためにはコンテキストを理解するのは非常に重要。
例えば、野球チームに興味があるユーザーにはその日の試合結果からニュースまでを提示する、というように。
そこで登場するのGoogle Nowの新機能が「Now on Tap」。アプリやウェブページを開いた状態でホームボタンを長押しするとそのコンテキストにぴったり合った情報を提示してくれる機能です。
Now on Tapの情報提示の様子は以下のムービーで確認できます。
CNET News - Now on Tap makes Google Now smarter - YouTube
例えば、音楽を聴いてるときに「この歌手の本名は何だっけ」と思い立ったらすぐに答えを返してくれます。
試しにSkrillexの音楽を聴いた状態で「Skrillexの本名は?」と尋ねると、間髪いれずに「Sonny John Moore」という答えが返ってきました。
映画の話題がメールで交わされているときに、週末オススメの映画を尋ねたら「トゥモローランド」
ディナーの予定を夫とメッセージで相談中に……
Google Nowからすぐにレストランの情報をゲットできます。
目当てのレストランが見つかりました。
メニューをチェック。
けれど、メニューの中には名前だけで料理の内容を理解できないものがよくあるもの。
そんなときはNow on Tap。「料理の写真を見せて」と話かけると……
該当する料理の写真を表示してくれます。
Now on Tapでニュースの検索も楽々です。
コンテキストを理解して、それに最適な答えを回答してくれるGoogle Nowの新機能「Now on Tap」は、人工知能を研究する「DeepMind」を抱えるGoogleなので、SiriやCortanaを凌駕する精度の回答を期待せざるを得ません。
・つづき
ボタンを長押しするだけでスマホが必要な情報を自動で検索してくれる「Now on tap」が動作する様子はこんな感じ - GIGAZINE
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