ハードウェア

自由に移動可能で見たい場所を遠隔地からそのまま体験できる「IRE」とは?


仮想空間にいるかのような映像を映し出すVRヘッドセット「Oculus Rift」と操作可能な移動型カメラを連携させたものが「IRE(Intuitive Rift Explorer)」です。IREを使うことで、その場にいなくてもその場にいるような体験ができるようになります。

IRE | JoLau
http://www.jolau.ch/category/ire/

「Oculus Rift」は片眼90度、両眼で110度と極めて広い視野角を持ち、映し出される映像は仮想空間にいるかのような錯覚を覚えるほど高性能です。使い方によっては、思い出の風景などをまるで現実の光景のように体験させてくれる魔法のようなデバイスです。

Oculus Rift - Virtual Reality Headset for 3D Gaming | Oculus VR
https://www.oculus.com/ja/

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「Oculus Rift」を利用した「IRE」とはどんなものか、以下のムービーを見れば一発で分かります。

IRE - Intuitive Rift Explorer on Vimeo


左が「Oculus Rift」を装着した人で、右が「IRE」の移動型カメラです


IREには2つのカメラが付いていることが分かります。この2つのカメラで捉えた映像をOculus Riftに転送しています。


手前の2つの映像はIREのカメラが捉えている映像で、Oculus Riftのディスプレイに映し出されています。なお、映像は60fpsで表示されます。


移動型カメラより奥にいるOculus Riftを装着した人が顔を左に振ると、カメラ部分もすぐ反応し左を向きます。


次に顔を上に向けると、カメラ部分も上を向きます。要するに自分の見たいように顔を向ければ、カメラも同じように向きを変えるというわけです。


移動型カメラについているタイヤは小さいものと大きいもので構成されています。


ゲームコントローラーで移動型カメラを操作することが可能。つまり、IREとは思ったように移動型カメラを動かすことができ、さらに見たい向きに映像を向けられる、見たいものをそのまま体験できるデバイスということ。


なお、移動型カメラは無線で操作できます。


人が踏み込めない場所などを探索する際、今までの機器であれば映し出された映像と現実にギャップがありましたが、IREを使えば見た映像と現実とのギャップを少なくできるので、その場所の状況をより正確に把握することが可能です。また、IREを建物の警備として使う場合、さまざまな角度で周りを見渡すことができるので、人の安全を確保しつつ丁寧な警備ができるなど、使い方によっては、これまで以上のことが実現できるデバイスであることが分かります。

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in ソフトウェア,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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