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美しいピアノの旋律でストリートファイターをプレイする画期的チャレンジ「SOUND FIGHTER」


音楽とゲームを組み合わせた音楽ゲーム(音ゲー)というジャンルがありますが、ピアノで格闘ゲームをプレイする新しいゲームの試みがフランスで行われ、実際にプレイしている様子を撮影したムービーが公開されました。ムービーには美しいピアノの演奏に合わせてストリートファイターをプレイする様子が収められていて、格闘ゲームファンでなくても思わず見入ってしまいます。

Sound Fighter | DDB° Paris
http://www.ddb.fr/creation/maisondelaradio-soundfighter/

Pianette / « Sound Fighter » A Musical and Retro-gaming installation
http://www.foobarflies.io/pianette/

ピアノを演奏しながらストリートファイターZERO 3をプレイしている様子は下記のムービーから確認できます。

SOUNDFIGHTER - YouTube


SOUND FIGHTERは「ストリートファイター アルファ(邦題:ストリートファイターZERO)」をベースに作られていて、コントローラの代わりに2台のピアノが必要です。


鍵盤で音が発せられるとタイトル画面から対戦モードのキャラクター選択画面に移動し、演者の2人はピアノをひきながらリュウとケンを選択。


いよいよ闘いの開始です。


ピアノの鍵盤をたたくと……


リュウがスッと前へ移動。


違う音をならすと……


今度は後ろ方向に移動しました。


2人が奏でる美しい旋律に合わせてバトルが繰り広げられるというわけ。


きれいな音が響き渡ると同時にジャンプしたり……


パンチが繰り出されます。


演奏中は2人でアイコンタクトを取りながら動きを確認。これはアドリブでピアノを弾いているのではなく、決められた演奏に従っているため。2人で同時に音を出さないとプラン通りにキャラクターは動かないので、2人対戦というよりは2人協力プレイのような感じ。


激しい音に合わせて波動拳。


最後は竜巻旋風脚でフィニッシュし、リュウの勝利です。


斬新すぎる試みですが、気になるのはどうやってピアノでゲームを操作しているかということ。


SOUND FIGHTERの仕組みをザックリと説明すると、鍵盤と連動しているピアノのハンマー部分に振動を電気的に検出する振動センサーが付けられていて、そのセンサーが鍵盤の動きを信号化します。


センサーから発せられた信号をRaspberry Piが読み取ってデータに変換。


Raspberry Piが変換した入力はArduinoを介してゲーム機本体に出力され、キャラクターが動くというわけです。


鍵盤とコントローラのキーの割り当ては、ピアノコードがベースになっています。鍵盤がコントローラのボタンに対応しているわけではなく、例えば「C3」「E3」「G3」のコードを同時にたたくと、強パンチが5回連続で入力され、キャラクターの動きとコードを対応させているという感じです。


SOUND FIGHTERはフランスの公共ラジオ局がクラシック音楽を若者に知ってもらうために開始したプロジェクト。ピアノとゲームが連動するのは音ゲーに近しいものがありますが、楽器の演奏がゲームプレイに反映されるのはひと味違う魅力があります。

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in 動画,   ゲーム, Posted by darkhorse_log

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