サムスンがスマートフォン事業で日本から撤退か

By Timo Kuusela

サムスンは2014年10月に曲面ディスプレイスマートフォン「GALAXY Note Edge」を日本先行発売しており、日本市場に力を入れてきました。しかし、2014年12月時点でサムスン製スマートフォンのシェアが4％まで下落していることから、サムスンが日本のスマートフォン市場から撤退するのではないか、と報じられています。

Withdrawal from Japan?: Samsung Considers Withdrawing Smartphone Business from Japan | BusinessKorea
http://www.businesskorea.co.kr/article/8992/withdrawal-japan-samsung-considers-withdrawing-smartphone-business-japan

2015年2月9日にBusinessKoreaが業界関係者から得た情報によると、サムスンは日本のスマートフォン事業で苦戦しているとのこと。このまま日本で事業を続けても利益を生み出すどころか、損失の方が大きくなってしまうとも言われています。一時は日本のサムスン製スマートフォンのシェアが17％に達したこともありましたが、2014年12月時点では、サムスンのスマートフォンシェアは4％まで急落しているとのこと。

By Radhi Al Asmakh

日本のスマートフォンのシェアはAppleがトップ。次にソニーとシャープが続く状態ですが、サムスンのシェアは6番目で、トップ5からも外れている状態です。2014年10月に日本先行発売されたGALAXY Note Edgeは4ヶ月で数万台を売り上げましたが、9月に発売されたiPhone 6/6 Plusの人気にはかなわなかった模様。また、日本市場の消費者はAppleを除くと国産製品を好む傾向にあることも要因の1つと考えられています。

By Omar Jordan Fawahl

サムスンは2007年にテレビ事業でも日本市場から撤退した経緯があるため、今後の展開によって進退を決することになりそうです。なお、サムスンの最新機種であるGALAXY Note Edgeは、370万画素の高画質フロントカメラを備えていますが、今後サムスンはさらに高機能なカメラを搭載していくことをブログで発表しており、2015年にカメラに特化したフラッグシップモデルをリリースすると伝えられています。