ハードウェア

世界初の色が鮮やかに変化するEインクで新たなる表現方法の扉が開く


Amazonの電子書籍リーダー「Kindle」やiPhone&Androidと連携可能なスマートウォッチの「Pebble」に採用されているE Inkの電子ペーパー技術が「Prism」です。そのPrismに白と黒だけでなくカラー対応で、さらに色が変化する新しいフィルムが登場し、全米家電協会が主催するイベント「CES 2015」で初めて公開されました。

E Ink at CES 2015
http://www.eink.com/ces2015/

About E Ink Prism
http://www.eink.com/ces2015/about.html

色が変わるEインク「Prism」のデモンストレーションは下記のムービーから確認できます。

E Ink Launches Prism, World’s First Color Changing Electronic Ink for Dynamic Architecture - YouTube


これが世界初の色が変化するEインク「Prism」を用いて作成されたタイル状のオブジェクトです。


数秒ごとにタイルの色が白やピンクに変化しています。


色の変化のパターンはプログラムで管理されています。パターンだけでなく、色や模様もプログラミングで自由に設定可能です。


タイルの色がチカチカと変化しているのが映像でないのは不思議な感覚。


タイルをアップで見るとこんな感じで、Prismの色はペンキで塗ったような質感を再現できるそうです。


色が変化するPrismの技術は電子書籍リーダーに使用されるのではなく、壁に搭載してアートといった表現方法の1つとして使われる予定。


駅やビルの壁が真っ白から……


鮮やかな赤色に変化すれば人の注目を集めること間違いなしです。


壁以外にも家具などの小さなオブジェクトに利用する試みも実施されています。


色を変化させることが可能なPrismは空港やビル内で採用される予定です。表現の幅を広げることができると言っても過言ではないPrismが、壁よりももっと小さなデバイスに搭載することができるようになると、想像を超えるようなデバイスが登場するかもしれません。

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in ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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