新型MacBook AirはUSB Type-C搭載でさらに薄型化、AppleWatchは3月に登場か

Apple製品の情報を扱う9to5Macは、2015年中に発売が予想される新型12インチMacBook Airの予想イラストを公開しました。Apple内部からの情報をもとにレンダリングした予想イラストでは、本体のポート類をUSB Type-Cに統合してさらなる薄型化が図られている様子を伺うことができます。

Apple’s next major Mac revealed: the radically new 12-inch MacBook Air | 9to5Mac
http://9to5mac.com/2015/01/06/macbook-air-12-inch-redesign/

◆さらに薄型化が進む12インチMacBook Air
新型MacBook Airとして9to5Macが公開した画像がこちら。本体カラーはシルバーとスペースグレイの2色で、現行型よりもトラックパッドが大型化されると予想されています。

本体からはほとんどのポート類が姿を消し、かなりスッキリした印象に。本体左側面には音声用3.5mmミニジャックと、その横にはメインマイクとノイズキャンセリング用の2つのマイクが搭載される模様で、右側面には小型化されたUSB Type-Cポートが1つだけというさらにシンプルなものに。これは薄型化を狙ったものとなっており、同じ理由で現行型の13インチモデルには搭載されているSDカードスロットは搭載されない模様です。

そのおかげで本体の薄型化が実現している模様。画像右側の現行機ではMagSafe 2端子とUSB端子を搭載するための厚さが残されていますが、左側のUSB Type-C端子のみとなる予想CGでは全く別次元の薄さとなっています。

なお、MagSafe 2端子を排除したことで電源供給の方法が気になるところですが、これは最大で100Wの電力供給をサポートするUSB Type-Cを通じて供給されることになりそう。ケーブル1本で電源から周辺機器との接続を実現するUSB Type-Cのメリットが発揮されることになるとみられています。

現行型の11インチモデルと13インチモデルに挟まれる新型12インチモデルの予想イラスト。ディスプレイ周囲のベゼルが明らかに縮小されており、本体幅は11インチモデルよりも6mm程度狭くなる一方、高さはわずかに増えるものとみられます。

本体左右いっぱいにレイアウトされたキーボードも、11インチモデルよりも狭い本体幅の実現に一役買っている様子です。また、従来は本体前面に設置されていたスピーカーはキーボードとディスプレイの間に配置されています。これは本体の薄型化と冷却効率を考えたものになっているとのこと。

キーの幅はそのまままにキーピッチが縮小されることで、全体の幅は縮小されることになりそう。

なお、これらのイラストはあくまでも現段階の情報をもとにしたものであり、今後も変更が加えられる可能性もあるとのこと。気になる新型12インチMacBook Airの発表時期は、2015年半ばに開催されるWWDC(ワールドワイド・デベロッパーズ・カンファレンス)の近辺になると9to5Macでは予想しています。9to5Macでは当初、昨年10月にこのモデルが発表されると予想していました。

◆Apple Watchは3月に登場か
Android Wearのデビューから遅れること約8か月、Apple初のウェアラブルデバイスとなるApple Watchは3月にも発売されることになりそうです。

Apple Watch launch expected in March, retail training set for mid-February | 9to5Mac
http://9to5mac.com/2015/01/06/apple-watch-launch/

9to5Macは、Appleが3月の販売開始に備えるために準備を進めていることを複数の関係者からの情報として報じています。各地のApple Storeから選ばれた代表者を対象に特別なトレーニングプログラムが2月中旬に実施され、発売直前には各地の従業員を対象にした説明が行われるものと予想されています。

現時点ではあくまでも予想であり、ソフトウェア面などのトラブルにより変更される可能性はまだまだ残されてはいるようですが、ついに姿を表すApple Watchの登場が待たれるところです。