ピンク色の「Galaxy S5」が日本でのみ発売されている理由とは?
NTTドコモとauから発売中のGalaxy S5にはカラーバリエーションに「スイートピンク」と「シャンパンピンク」というピンク系統の色が準備されていますが、ピンク色の展開はGalaxy S5を発売している国の中でも日本だけです。なぜ、ピンク色のGalaxy S5が日本でだけ発売されているのか、その理由をサムスン電子の公式ブログが公開しています。
Pink Galaxy S5 is only available in Japan, Here is why | Samsung Electronics Official Blog: Samsung Tomorrow
http://global.samsungtomorrow.com/pink-galaxy-s5-is-only-available-in-japan-here-is-why/
公式ブログによると、日本人の愛している色の1つがピンクで、その象徴が「桜」だとのこと。毎年、3月末から4月にかけてはお花見で、多くの人が桜の名所に詰めかけます。この日本人と桜の関係を、サムスン電子は「日本全土がピンク色に恋しているかのようだ」と表現しています。
By David A. LaSpina
サムスン電子が言うように、日本における花見の人気はすさまじいものがあり、気象庁では過去の開花・満開日に関するデータを公表し、毎年桜の開花状況を更新するページを公開しており、正月やクリスマスと並ぶ行事の1つになっています。
桜以外に日本人のピンク愛を代表するものとして、サムスン電子が挙げているのはサンリオのハローキティです。ハローキティのイメージカラーは白・赤・青ですが、ピンクをベースとしたアイテムは数多く発売されています。東京にはハローキティバスというものまで存在し、日本におけるピンクの人気を示すのに最高の例とのこと。
By Valeri-DBF
桜とハローキティ以外にも、日本人のピンク好きを示す好例として、サムスン電子は日本女性のファッションを挙げました。
桜・ハローキティ・ファッションだけではなく、サムスン電子は度重なる市場調査に基づいて、Galaxy S5には男性を意識した「チャコールブラック」、ユニセックスの「シマリーホワイト」に加えて、女性向けの「スイートピンクとシャンパンピンク」をリリースすることになったそうです。
サムスン電子は調査から導き出した「日本人のピンク愛」に対応するため、ピンク色のGalaxy S5を日本でのみ展開することになったというわけ。ただし、桜に対する日本人の愛はもちろんのこと、文房具からホテルまでハローキティグッズが存在しない商品ジャンルを探すのが難しいと言われるくらいのハローキティ人気には納得できるものの、「桜/ハローキティ好き=ピンク好き」という構図が成り立つのかは疑問を感じるところです。なお、2014年冬春モデルでピンク系の色を含んでいるのはドコモの「AQUOS ZETA SH-01G」「Disney Mobile on docomo SH-02G」とauの「isai VL」の3機種となっています。
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