Googleの新API「reCAPTCHA」ではイメージをクリックするだけでボットでないことを証明でき文字入力は不要に
ウェブサイトにアクセスを試みるボットを遮断するために設置されている、画像で表示される文字を入力することでボットでないことを証明できる機能reCAPTCHAは多くのサイトで導入されていますが、いちいち文字入力するのは手間で、スマートフォンなどのモバイル端末ではめんどくさい作業でした。しかし、Googleが新たにクリック・タップだけでサクッとボットでないことを証明できるように進化させました。
recaptcha
https://www.google.com/recaptcha/intro/index.html
Google Online Security Blog: Are you a robot? Introducing “No CAPTCHA reCAPTCHA”
http://googleonlinesecurity.blogspot.jp/2014/12/are-you-robot-introducing-no-captcha.html
Googleが提案する新reCAPTCHAがどんな使い勝手かは以下のムービーを見れば分かります。
Introducing the no CAPTCHA reCAPTCHA - YouTube
ウェブサイトにアタックしてくるボットを遮断する手段としてreCAPTCHA機能は有効です。
しかしボットは年々進化し続けており、従来は不可能だったreCAPTCHAの文字認識は突破されつつあります。
ボットに破られそうなreCAPTCHAをより強化しつつ、もっと簡単に「ボットではなく人間であること」を証明する手段はないのかをGoogleは考えました。
そしてできたのが新reCAPTCHAです。
新reCAPTCHAは、従来のreCAPTCHAと同様にウェブサイトに埋め込まれたボット選別機能ですが、文字入力は不要。クリックやタップだけで操作可能です。
新reCAPTCHAを使えば誰でも簡単にボットでないことを証明できます。
具体的な使い方はこんな感じ。「I'm not a robot(私はボットではありません)」にチェックを入れると、「Select all images below that match this one:(このイメージと同じものを下から全部選んでください)」という表示とイメージ例が出るので、イメージ例と同じ画像を下から選んでクリック/タップするだけ。従来型reCAPTCHAのような文字入力作業は不要なので、文字入力がやりにくいモバイル端末でも簡単にボットでないことを証明できるというわけです。
新reCAPTCHAのAPIをウェブサイトに導入するには、reCAPTCHA公式ページ右上の「Get reCAPTCHA」をクリック。
Googleアカウントでログイン。
「Label」には見分けを付けるための名前を入力し、「Domains」にreCAPTCHAを使いたいドメインを入力したら、「Register」をクリック。
あとは使いたいドメイン名を上部からクリックして、APIキーをゲットすればOK。過去7日間のスパム率やパスレートが表示されるようになります。
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