テロリストが著作権違反を主張して反イスラムYouTuberの個人情報を取得
By satanoid
YouTubeでは著作権保持者のコンテンツを識別することで、権利者以外の人が本人の許可無しに動画をアップロードすると検出できるシステムを設けていますが、この仕組みを利用したテロリストが、偽りの申し立てによって反イスラムチャンネルを運営するYouTuberの自宅などの個人情報を取得して脅迫メールを送りつけていたことが判明しました。
Youtubes Daten gefährden Islamkritiker
http://www.faz.net/aktuell/feuilleton/debatten/youtubes-daten-gefaehrden-islamkritiker-13247806.html
Terrorists used false DMCA claims to get personal data of anti-islamic youtuber - Slashdot
http://classic.slashdot.org/submission/3961131
ドイツのニュースサイトFazによると、イスラム教を批判するチャンネル「Al-Hayat TV」が、「FirstCrist, Copyright」という団体からデジタルミレニアム著作権法違反の申し立てを受けてチャンネルが停止となったため、オンライン上に復帰するYouTubeの手続きに従って個人情報を申告。
チャンネルは復帰となりましたが、その後FirstCristから「あなたの個人情報をありがとう。自宅に警察の保護をつけた方が良いですよ」という脅迫文が書かれた手紙が届いたとのこと。著作権違反の侵害申告の手続きでは、著作権保持者側へメールアドレスなどの情報がわたってしまうため、入手した情報からAl-Hayat TVの個人情報を特定したとみられています。
Al-Hayat TVはチャンネル停止時に「イスラム原理主義者からの偽りの違反申し立てである」と主張しており、個人情報などの身元を明かさずにチャンネルを復帰する方法をYouTube側へ抗議していましたが、テロリストに個人情報が渡ってしまい、Al-Hayat TVの運営者の名前は現在アルカイダのブラックリストに記載されているとのことです。
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