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ガソリン消費量抑制&異常検知&事故ったら自動連絡もできる「Automatic」、自動車の診断ポートにつけて運転をモニタしスマホと連携


自動車の車載コンピューターと接続することで詳細な走行データを取得し、さらにスマートフォンのアプリと連携することで走行状態をモニタリングしたり、日々の走行データを蓄積して省エネ運転やドライビングスキルの向上に役立てられるデバイスが「Automatic」です。

Automatic: An Auto Accessory to Make You a Smarter Driver
https://www.automatic.com/

Automaticを使うとどのようなことが可能になるのか、以下のムービーを見ればわかるようになっています。

Automatic — Your Smart Driving Assistant


ドライブに出かける時には、まずスマートフォンにインストールした「Automatic」アプリを用意。


そして手のひらに収まるサイズの「Automatic」の本体を使います。


Automaticは、運転席近辺にある車両の診断ポート(ODB-II)に接続。診断ポートは、主に整備や修理の際に整備士が車両の状態を把握する時に使われているものです。


コネクターに装着すると、Automaticはどの車両に接続されたのかを認識。今回は2006年式のMINIクーパーに接続されました。


ほどなく、スマートフォンのアプリにも接続。BLE(Bluetooth LE)による通信が行われ、車載のECU(エンジン・コントロール・ユニット)からの情報をモニタリングできるようになります。ここで読み取れるデータは車両にもよりますが、車速やエンジン状態、アクセル操作の情報など車両の状態を示す多くのデータとなっています。さらに、本体内には加速度センサーとGPSを内蔵しており、急な加減速などの状態や現在位置が併せてモニタリングされています。


OBD(On-Board Diagnostics:車載式故障診断)システムは、車載のコンピューターが故障を自己判断するために搭載されたもの。しかし、そんな難しいことは気にせずに、ドライバーはいつもどおり自動車を発進させるだけでOKです。


自分の運転状況を把握することで、ムダなガソリン消費量を抑えることが期待できます。


急発進や急ブレーキ、スピードの出し過ぎの際には「ピピッ」というアラーム音でドライバーに知らせる機能も搭載。


現在の運転状況を把握することも可能です。


走行中に車体に異常が発生した場合には……


スマートフォンの画面に通知が届きます。スワイプして内容を確認することが可能です。


「ガソリンタンクのキャップが開いています」というお知らせでした。


あとは画面の内容に応じて対応するだけ。


無事に問題が解消され、再び快適に走行できるようになりました。


路上に車を停めたときにも便利な機能があります。


自動車を停車した場所をアプリが記憶しているので、探す必要もなくなります。


友人に場所を知らせてあげれば、みんなで車両をカーシェアリングすることもできそうです。


夜道のドライブで注意しなければならないのが、不慮の事故や故障など。


衝突などで大きな衝撃が発生した場合などには、自動で警察への緊急連絡や家族への連絡を送る機能を備えています。


また、Automaticがモニターしたデータはクラウド上に保存され、ブラウザから専用の「ダッシュボード」にアクセスすれば、過去の履歴を参照することも可能です。

Automatic Dashboard
https://dashboard.automatic.com/

ページにアクセスし、「Try the demo」をクリックすると、ダッシュボードのデモを試してみることができます。


ダッシュボードの画面が表示されました。ページ中央エリアのマップには走行軌跡が表示され、その上には日ごとの走行実績、右には詳細な日ごとの実績が表示されています。


日ごとのグラフにカーソルを合わせると、地図上の対応するルートが強調表示されます。


右の詳細表示エリアにカーソルを合わせると、自動でマップがズームされてより詳細な画面を確認可能です。


「Automatic」は99ドル95セント(約1万1000円)で販売中ですが、記事作成時点ではアメリカ国内でのみ販売・使用が可能となっています。Automaticはアメリカ国内で1996年以降に販売された車両に義務づけられているOBD-IIに対応しているため、そしてガソリンスタンド情報などアメリカ国内に限定した情報を利用しているために、他の地域では動作を保証できないことがその理由とされています。

ただ、メーカーではアメリカ以外の地域での検証も行っているようで、今後は対応する可能性もあるとのこと。気になっている人はこのページからメールアドレスを登録しておくと、入手可能になった際にお知らせが届くようになっています。

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