数学の問題をスマホで写すと自動的に途中経過付きで答えを出す無料アプリ「PhotoMath」でどこまでできるかやってみた
「数学が苦手」は生まれつきではなく努力によって克服可能と言われていますが、数学を得意科目にするには実際的な取り組みが必要です。そんな時に便利なのが、スマートフォンのカメラを使って数式を写すと自動的に解答を導き出してくれるというアプリ「PhotoMath」。一瞬で答えを表示してくれ、かつ解法も確認可能なので、勉強に役立つアプリとなっています。
PhotoMath.net
https://photomath.net/
アプリはiOS端末とWindows Phoneに対応しており、iOS端末の場合はApp Storeから、Windows Phoneの場合はWindows Phone Apps+Games Storeからインストールします。Androidアプリは現在準備中です。今回はiOS端末にインストール。
アプリを起動します。
使い方の説明が始まるので、画面を上方向にスワイプして進めます。
「『PhotoMath』がカメラへのアクセスを求めています」と表示されるので「OK」をタップ。
「アプリは手書きの文字には対応していません」ということで、こんな感じの画面が現れるので、枠外の灰色の部分をどこでもいいのでタップします。
これが実際の操作画面。赤枠の中に数式を入れると、自動的に内容を判別して答えを導きだしてくれるわけです。
実際にアプリを使って数式を解いていく様子は以下のムービーから確認可能です。
数式を自動的に解いてくれるアプリ「PhotoMath」 - YouTube
赤枠の大きさは指で調整できるようになっているので、四角を動かして目的の数式だけが入るようにします。
「4x+1=5x+5」という一次方程式を枠内に入れるだけで特に何をしなくとも「x=-4」という答えが導き出されました。
赤い「Steps」というボタンをタップ。
答えが表示されるだけではなく、どのように答えが導き出されたのか、という過程も見ることができます。
カメラを数式に向けてから答えが導き出されるまでは本当に一瞬なのですが、うまく文字を枠内に入れられないと間違った答えが導き出されることもあります。この数式は()がうまく入らず何度も答えが変わる結果に。
なお、現時点で対応している数式は「算術式」「小数・分数」「べき根」「一次方程式」であり、それ以外の複雑な数式は読み取れません。試しに三角関数を赤枠内に入れてみましたが、動きがストップし、いつまでも答えが出ない状態に。
しかし、三角関数を解いたあとにあるべき根の分数は計算してくれました。「Steps」をタップしてみます。
右下の矢印をタップしていくと……
ちゃんと「Result」として数字が導き出されていました。
また、手書きの文字にも対応していないので注意。画面がストップしてしまったり……
間違った答えが導き出されます。
まれに、ちゃんと読み取って解答してくれることもありました。
ホーム画面の下部には左から「History(これまでに解いた数式)」「Light(バックライト点灯)」「Steps(解法の表示)」「Help(ヘルプ)」になっています。「History」をタップしてみます。
こんな感じで今週解いた数式が見られるようになっているので、後からもう1度内容を確認することも可能です。
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