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最新のスマートウォッチにWindows 95を移植成功、あの起動画面が再び


多くの人が初めてPCに触れたころにお世話になったであろうWindows 95は、2015年に登場から20周年を迎えます。そんな当時にはおよそ考えられなかった、腕時計型PC上でWindows 95が起動するムービーがYouTubeで公開されています。

Running Windows 95 on a smartwatch... because why not? - Liliputing
http://liliputing.com/2014/10/running-windows-95-smartwatch.html

このハックを行ったのはアメリカ在住のコービン・ダベンポートさんで、自身のYouTubeチャンネルに記載されているプロフィールによると16歳の青年だとのこと。Windows 95が最新のスマートウォッチ上で走っている様子は以下のムービーから確認する事ができます。

Windows 95 on Android Wear


黒い背景に表示されるコマンドラインなど、もうこれだけで懐かしさを感じる人もいるはず。今回はAndroid Wearを搭載するSamsung Gear Liveが用いられています。


そして懐かしのWindows 95起動画面とのご対面。画面サイズの違いのせいか、やや上下に伸びて表示されています。ムービーを見ればわかりますが、ロゴが下からガガガッと順に表示される様子も当時を思い起こさせるものがありそう。


起動画面が表示され……


エラーメッセージのようなウィンドウが表示されることも。エミュレーターの動作速度のおかげで起動に時間がかかっており、ムービーは25倍速で再生。


やっとデスクトップが表示されました。指の大きさと比べるとアイコンの小ささが特に際立っています。


今回はAndroid上でMS-DOSをエミュレート可能なaDosBoxを使用しているために、動作がやや遅くなっているとのこと。有料版であるDosBox Turboなどを使用するとさらなるスピードアップが望めるかもしれません。


640×480ピクセルのVGAサイズで表示されることが多かったWindows 95に対し、Samsung Gear Liveの画面は320×320ピクセル。さすがに最適化は無理とみえて、アイコンや文字などはガビガビの状態になってしまっていますがコレは仕方がなさそう。


アプリケーションを立ち上げようとすると、エラーメッセージが表示されてしまいます。画面が文字化けしているために詳細は判断不可能ですが、どうやらメモリが不足しているために強制終了されている模様。ダベンポートさんによると、MS-DOSのメモリ設定を行うCONFIG.SYSを調整すると改善できるようでした。


動作にやや難は残るものの、なかなか興味深いダベンポートさんのハッキングとなっています。ダベンポートさんのYouTubeチャンネルではこれ以外にもAndroid Wear上でFPSゲームの元祖ともいえるゲーム「DOOM」をエミュレートするムービーや……


マインクラフトを動かすムービーなどが公開されていました。

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in モバイル,   ソフトウェア,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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