レビュー

写真の閲覧&コレクション管理に特化したBlueskyクライアント「Atlas」のベータ版を使ってみたよレビュー


Blueskyはオープンなネットワークプロトコル「AT Protocol」をベースに開発されており、誰でも自由にサードパーティークライアントを開発することができます。「Atlas」はBluesky上に存在する画像付きポストの閲覧およびコレクション管理に特化しており、インスピレーションの共有などに役立つとのこと。面白そうだったので、Atlasのベータ版を使ってみました。

待望のBluesky写真特化クライアント「Atlas」リリース | Atlas - Navigate Your Inspirations in Bluesky | WhiteWind blog
https://whtwnd.com/atlas.the-unplug.com/3lftq6cfrkf26

・目次
◆1:Atlasはこんなアプリ
◆2:Atlasを使う前準備
◆3:Atlasのベータ版をインストール&初期設定
◆4:Atlasを使ってみた

◆1:Atlasはこんなアプリ
Blueskyの公式アプリはX(旧Twitter)に似た見た目で、短文や画像、動画を投稿可能です。それに対して、AtlasはBlueskyに投稿されている画像付きポストに焦点を当てたアプリで、以下のようにBluesky上に存在する写真を検索して表示できます。


さらに、気に入った写真を「ボード」に保存しする機能も搭載。ボードは複数作成可能で、気に入った写真を種類ごとに分けて保存しておけるというわけです。


◆2:Atlasを使う前準備
実際にAtlasを使ってみる前に、Atlasで使うアプリパスワードをBluesky公式アプリで発行しておきます。まず、Bluesky公式アプリの設定画面を開いて「プライバシーとセキュリティ」をタップ。


「アプリパスワード」をタップ。


「アプリパスワードを追加」をタップ。


任意の名前を入力して「次へ」をタップ。


アプリパスワードが表示されたらどこかに記録しておきます。この画面を閉じるとアプリパスワードの再確認は不可能となるので、画面を閉じる前に記録しておく必要があります。


◆3:Atlasのベータ版をインストール&初期設定
アプリパスワードを発行したら、Atlasをインストールします。記事作成時点ではAtlasはベータテストの段階で、iOSAndroid向けにベータ版アプリが配布されています。今回はAndroid向けのベータ版Atlasを使ってみます。

まず、以下のリンク先にアクセスしてベータテスト用のGoogleグループに参加します。

Ucho-ten for Android beta - Google グループ
https://groups.google.com/g/ucho-ten-for-android-beta

以下の画面が表示されたら「Join group」をタップ。


表示名を入力して「Join group」をタップ。


以下の画面が表示されたらグループへの参加は完了です。


続いて、以下のリンク先にアクセスしてAtlasのベータテストへの参加登録を行います。

Android App Testing - Google Play
https://play.google.com/apps/testing/com.the_unplug.atlas

「BECOME A TESTER」をタップ。


「Welcome to the testing program」と表示されたらベータテストプログラムへの参加は完了。続いて、青文字で「download it on Google Play」と記された部分をタップしてベータ版Atlasの配布ページにアクセスします。


配布ページが開いたら「インストール」をタップ。


インストールが完了したら「開く」をタップしてAtlasを起動します。


初回起動時にはBlueskyアカウントでのログインを求められます。


Blueskyのハンドルネームと、Atlas用に発行したアプリパスワードを入力して「Blueskyアカウントでログイン」をタップ。


ログインに成功したらインストールと初期設定は完了です。


◆4:Atlasを使ってみた
Atlasでは、Bluesky上の写真を検索して一覧表示できます。まず、画面下部の検索ボタンをタップして検索画面を開きます。


「カレー」という単語で検索した結果が以下。カレーの写真がズラリと表示されました。


「登山」で検索するとこんな感じ。写真だけを大量に表示して眺められます。


気に入った写真は「ボード」に保存できます。初期状態ではボードが1つもないので、新たなボードを作成します。まず、画面右下のピン型ボタンをタップしてから「新規ボードを作成」をタップ。


ボードの名前と説明を入力して「ボードを作成」をタップ。


これで、ボードの新規作成は完了。


ボードに写真を保存する方法は次の通り。まず、気に入った写真を長押しします。


すると、ボード選択画面が表示されるので保存先のボードをタップすれば保存できます。


ボードの中身を確認するには、画面右下のピン型ボタンをタップしてから任意のボードをタップ。


すると、保存した写真が表示されます。


気に入った写真をどんどんボードに追加していけば、後から気に入った写真を見返せるというわけです。


ボードは何個でも作れるので、「猫の写真を保存するボード」や「山の写真んを保存するボード」など自分の興味に合わせたボードを作成して写真コレクションを蓄積できます。


各ボードはBlueskyのカスタムフィードとして管理されており、個別のURLが割り当てられています。このため、URLを共有すれば他人とボードの中身を共有できます。URLを共有するには各ボードの内容表示画面の右下にあるメニューボタンをタップ。


赤枠で囲ったボタンをタップ。


「リンクをコピー」をタップすればURLをコピーできます。


コピーしたURLにChromeでアクセスするとこんな感じ。


また、Bluesky公式アプリなどのカスタムフィードの表示対応したアプリでも表示できます。公式アプリの場合、カスタムフィード検索画面にボードの名前を入力するとボードがヒットします。


公式アプリでボードを閲覧するとこんな感じ。公式アプリでは言語設定によって表示できる投稿に差が出る場合があるため、Atlasでの表示と差がある場合は「コンテンツの言語」の設定を見直してみてください。


Atlasの最新情報は以下のリンク先で発信されています。

Atlas - Blueskyで新しいビジュアルの発見を (@atlas-jp.the-unplug.com) — Bluesky
https://bsky.app/profile/atlas-jp.the-unplug.com


なお、Atlasの開発者であるばいそに氏は、いいね数やリポスト数の表示を廃したBlueskyクライアント「Ucho-ten」も開発しています。また、Atlasの運営費用はばいそに氏のポケットマネーから捻出されており、Ko-fiBuy me a coffeeでの寄付を受け付けています。

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in レビュー,   モバイル,   ソフトウェア, Posted by log1o_hf

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