ほぼメンテナンスフリーで乗ることに集中できる自転車「Priority Bicycles」
自転車といえば小回りがきいてちょっとした運動にも最適な乗り物ですが、タイヤの空気を入れたりチェーンに油を差したり、長く乗っていればブレーキやペダルなどさまざまな箇所のメンテナンスも必要になってきます。「Priority Bicycles」はタイヤの空気入れ以外の面倒なメンテナンスが一切不要な自転車で、いつでも快適にサイクリングできるようになっています。
Priority Bicycles
http://www.prioritybicycles.com/
Priority Bicyclesはニューヨークを拠点にする自転車メーカーが作成した、安価で良質な自転車です。フレームには防さび加工の施されたアルミニウムが使用されており、軽量で担いで運ぶのも楽々。
駆動部分はチェーンではなくベルトが使用されており、これには油が一切使用されていません。油を使用していないのでベルト部分に服が巻き込まれたりしても油で汚れることはなく、錆びることもありません。さらに、後輪部分にあるベルト駆動内部にはフットブレーキがあり、車輪中央にあるハブ部分には3段変速器もアリ。そしてもちろんのことこれらのパーツはすべてメンテナンスフリーとなっています。ただし、Priority Bicyclesには後輪にしかブレーキがつけられていないため、日本国内でこれに乗りたいという場合は自転車の道路交通法にしたがって前輪部分にもブレーキを取り付ける必要があります。
Priority Bicyclesの開発者であるDave Weinerさん。
フレームは2種類あり、ひとつはサドルの前側から自転車に乗ることが楽な設計になっているステップスルーフレーム。
もうひとつはダイヤモンドフレームと呼ばれる2つの三角形を合体させたような形のフレーム。
カラーはDEEP BLUE GLOSS・WHITE GLOSS・BLACK MATTEの3色展開で、ステップスルーフレームは3色、ダイヤモンドフレームはDEEP BLUE GLOSSとBLACK MATTEの2色が用意されています。
サドルには2つの発砲プラスチックの層があり、座り心地も抜群とのこと。
さらに、Priority Bicyclesは簡単な4つのステップで組み立てでき、かかる時間は約5分。他にも最初からキックスタンドやドリンクホルダー、さらには盗難防止用の差し錠も付いているので、余分な装置を取り付ける必要はなし。また、タイヤにはパンク耐性の強いものが使用されており、トゲやガラスを踏んでも平気なくらいに頑丈なものとのこと。
「Priority Bicycles」は現在Kickstarterにて出資を募っている最中で、既に目標額であった3万ドル(約300万円)をはるかに超える35万ドル(3600万円)が集まっており、製品化はほぼ確実な状況。Kickstarterにて374ドル(約3万8000円)の出資を行えば、Kickstarter限定バージョンの「Priority Bicycles」をひとつゲット可能ですが、これはアメリカ国内のみの配送となっています。しかし、「Priority Bicycles」は市販されることも既に決定しており、その際には配送料込みの400ドル(約4万1000円)で販売されるとのことです。
なお、「Priority Bicycles」の出資期限は2014年8月15日午前9時となっています。
Maintenance-Free Bicycles that Make Cycling Easy by Dave Weiner — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/dweiner/maintenance-free-bicycles-that-make-cycling-easy
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