皿の上にある料理にかぶせるだけでカロリーを計測するデバイスをGEが開発中
「Fitbit Flex」のように、1日に消費したカロリーや歩数、距離などユーザーの動向を自動で記録し管理するデバイスが登場している一方、その多くはユーザーが1日に摂取したカロリーを自動で計測できません。しかしながら、環境から医療まで幅広いビジネスを展開するGE(ジェネラル・エレクトリック)の研究チームが混合食品のカロリーを一発で測定するデバイスの開発に成功し、お皿の上にある料理にかぶせるだけで、料理のカロリーを計測できるデバイスを開発中であることを明かしました。
Universal Calorie Counter Within Reach? These Researchers are Cracking the Code - GE Reports
http://www.gereports.com/post/90373304725/universal-calorie-counter-within-reach-these
GE Calorie-Counter Technology - YouTube
カロリーを自動で計測するという画期的なデバイスを開発したのはGEの生物医学専門の研究チームです。
こちらが研究チームが開発した混合食品のカロリーを計測できるデバイス。デバイスは混合食品が含んでいる水分・脂肪分を測定し、カロリーを計測。次に、食品に含まれている糖分・タンパク質・炭水化物を解析してカロリーの合計を割り出します。
ムービーでは実際にカロリーを計測するテストを行いました。計測するのはシロップ・植物性油・水の混合水のカロリー。
混合水の入った容器をデバイスに入れます。
混合水をデバイスに入れると、デバイスに接続したPCに植物性油と水分の量、合計カロリーが表示されました。混合水から計測されたカロリーは合計694カロリー。
ディスプレイに表示されているのは、計測したカロリーと実際のカロリーの値で、双方の値が完全に一致していることが分かります。度重なるテストでは、計測したカロリーの値が実質値の誤差5~10%に収まったそうです。
研究チームのマット・ウェブスター氏によれば、開発されたデバイスの技術を応用して、サンドイッチといった料理のカロリーを計測できるデバイスを現在開発中とのこと。
研究チームは、料理にかぶせるだけで瞬時にカロリーを計測できる、下記の画像のようなデバイスの開発を目指しており、もし開発されれば、健康管理デバイス市場で注目を集めること間違いなしです。
・関連記事
Googleが複数のアプリやデバイスから情報を集約可能な健康管理サービス「Google Fit」を発表 - GIGAZINE
ポケットに入り心拍数や血圧など7種のバイタルサインを計測可能なデバイス「Scanadu Scout」 - GIGAZINE
深い眠りに入りやすく・起床しやすくして質の高い眠りを得られるデバイス「Withings Aura」 - GIGAZINE
健康的にダイエットを続けるため自動的にデータをネットに記録できるスマート体重計「Withings WS-50」を約1ヶ月半使ってみましたレポート - GIGAZINE
iOS向けの健康管理アプリ「HealthKit」「Health」発表 - GIGAZINE
・関連コンテンツ