まるで手品のようにニョキニョキと伸び縮みするクレーン「RibbonLift」
2014年5月28日から30日にかけて開催される「ワイヤレスジャパン2014」では通信に関する技術や製品が展示されているのですが、その周辺にまつわる製品などを目にすることもできます。アメリカで開発された「RibbonLift」は全く新しい構造で通信アンテナや照明装置、カメラなどを高くまで持ち上げるクレーンの一種なのですが、その構造が興味深かったのでいろいろと撮影してみました。
東通クリエイティブ・ビジョン|空撮・防振カメラのプロフェッショナル
http://www.tcv.co.jp/
RibbonLift |
http://www.willburt.com/products/telescopic-masts/ribbonlift/
こちらが展示されていたRibbonLiftの本体。50cmほど延ばされたコラムの上部には、使用イメージとして照明のユニットが載せられています。
コラムが実際に伸縮する様子は以下のムービーで確認可能。円形のベース部分から、まるで手品のようにニョキニョキとコラムが伸びて行く様子を見ることができます。
RibbonLiftが伸縮する様子 - YouTube
最大まで伸ばすと、約4メートルの高さにまで到達が可能。最大で約22kgの荷物を載せて持ち上げることができます。7メートルにまで達するさらに大きなモデルも用意されているとのこと。
その秘密は、3枚のプレートが合わさって1本のコラムになるという独自の構造によるものです。
各プレートの両端は凸凹状に加工されており、隣り合うプレートとがっちりかみ合って結合されるようになっています。
ベース部分の内部では、3枚のプレートが3方向に分かれて収納されています。内部を見ることはできませんでしたが、仕組み的にはホームセンターなどで売られている金属製のメジャーがケースに収められる方法と同じものとのこと。
プレートはわずかに湾曲していることからも、メジャーと同じ方式で収納されるイメージが伝わってきます。プレートの厚さは約1ミリもあるので、実際にどのようにして内部で巻き取られているのかが気になるところです。
独自の構造を持つRibbonLiftですが、誕生の地アメリカではメジャーリーグの球場にも導入されています。
ニューヨークの有名クラブ「Marquee NYC」でも使われている様子。
省スペース性に優れるというRibbonLiftは、他に類を見ないユニークな機構を持つ製品となっていました。
・関連記事
「ワイヤレスジャパン2014」が本日からスタート、全記事一覧 - GIGAZINE
アニメーションと図でいろいろな歯車や機構の動く仕組みが見てわかる「507 Mechanical Movements」 - GIGAZINE
予想外なスチームパンク風にアレンジされた斜め上発想のトランプセット - GIGAZINE
大破した軍用ロボットからルンバの始祖までiRobotの歴史が丸わかりの博物館&食堂を米国本社で見学してきた - GIGAZINE
歯車や針まで木材で作ったすさまじく繊細なハンドメイドの時計シリーズ「Danevych watch」 - GIGAZINE
・関連コンテンツ
in 取材, ハードウェア, 動画, Posted by darkhorse_log
You can read the machine translated English article Like a magic trick nylon and crane to ex….