取材

歴史あふれる食堂で朝食をとれるオックスフォード大学の学生寮に泊まってみました


イギリスにあるオックスフォード大学は、現存する大学としては世界で3番目に古く、英語圏では最古の大学です。総合大学であるオックスフォード大学は、数々のカレッジによって構成されており、今までにマーガレット・サッチャーや、トニー・ブレアなど多くのイギリスの歴代首相、50人以上のノーベル賞受賞者を輩出し、さらには日本の皇族の留学先としても知られています。そのオックスフォード大学は空き室となっている学生寮の部屋を旅行者に公開しており、宿泊することが可能なので、実際に泊まって、著名な人々が寝泊まりしていた環境を見学してきました。

University Rooms: stay in a historic Oxford College
http://www.universityrooms.com/en/city/oxford/home

宿泊するオックスフォード大学の構成カレッジの1つ「キーブル・カレッジ」は、オックスフォード大学公園の真向かいにあります。


こちらがキーブル・カレッジです。


「この場所で本当に合っているのか?」と思いそうになりますが、扉から中に入ってみます。


扉を抜けると、広大な中庭を囲むようにしてレンガ造りの建物が建っています。


入口の真横にある灰色の建物の中でチェックインを済ませます。本来は入口にある「ポーターズ・ロッジ」と呼ばれる場所に受付がありますが、現在リフォームの最中とのこと。


チェックインした際に、学生寮の入口・廊下・部屋を解錠する3つのカギを受け取りました。


チェックインを済ませたら学生寮の建物に向かいます。中庭には、大きなチャペルもありました。


中庭に立ってみると、建物の美しさと迫力に圧倒されそうになります。


学生らしき人の姿もチラホラ。


こちらが今回宿泊する学生寮。


こちらが入口です。


入口内の壁には、キーブル・カレッジのボートクラブのシンボルや、クラブに属していたと思われる学生の名前が描かれていました。


まずは、受付でもらったカギで入口の扉を開けます。


学生寮に入ると目の前にあるのが石造りの階段。


キーブル・カレッジの学生寮は廊下にもカギで開閉する扉があり、セキュリティはかなり高め。


廊下はこんな感じ。


こちらが宿泊する1805号室です。


室内は外観とは対照的にモダンなデザイン。


キーブル・カレッジの学生寮1805号室内がどのような感じなのかは、下記のムービーから確認できます。

キーブル・カレッジの学生寮1805号室内はこんな感じ - YouTube


室内には1人がけのソファが1つ。


ベッドは2人でも広々と休めるダブルサイズ。


スプリングは堅すぎず柔らかすぎずといった感じ。


ベッドにはバスタオルやシャンプー・リンス・ボディソープ・ボディクリームなどがあり、学生寮とは思えないサービスの良さがうかがえます。


ベッド横には電気スタンドを載せてあるサイドテーブルと……


コンセントが2つ。


ベッドから反対側を見ると大きな窓とデスクが設置されています。


オックスフォード大学を卒業した数々の秀才が勉強してきたと思われるデスク。


デスクの上に置かれているミネラルウォーター・コーヒー・紅茶・クッキーなどはサービスなので無料。また、インターネットも無料で使用可能です。


デスクの奥には棚やタンスもあり、長期滞在にも適しています。


クローゼット。


クローゼットの中には冷蔵庫もありました。


こちらは少し小さめのバスルーム。


トイレはかなりシンプル。


シャワー室は1人用。シャワーの水圧は海外でよくある弱いものではなく、強いので日本人でも満足できそうです。


部屋は冷暖房完備。


学生寮とは思えないほど満足度の高かった部屋でぐっすり眠った後は、下記の画像の建物内の食堂で朝食を取ることにします。


こちらが入口。


食堂に向かう階段には、かわいいデザインの電灯が設置されています。


階段を登りきり、左手にあるのが食堂、右手にあるのが図書館です。


宿泊客は入れない図書館内の様子。


扉から見えている室内の様子が豪華すぎるのと、中に誰もいないため「本当にこの場所で合っているのか」と思いながら、おそるおそる食堂に入ります。


食堂はまるで映画「ハリー・ポッター」に出てくる大食堂のような感じで、歴史ある建物の重厚感がスゴすぎ。


宿泊客は食堂の一番奥にあるテーブルで朝食を取ります。


テーブルにはコーヒー・ミルク・オレンジジュースといった飲み物が食器と一緒に並べられていました。


朝食はフルーツやハム……


パンやコーンフレークといった軽めのものがビュッフェ方式で用意されています。


もっとがっつり食べたいという人はイングリッシュ・ブレックファストがオススメ。こちらはビュッフェ方式ではなく、食堂のスタッフが丁寧に取り分けてくれます。


せっかくイギリスに来ているので朝食はボリュームたっぷりのイングリッシュ・ブレックファストにしてみました。


テーブルに座って前を見てみると、中世の世界に飛び込んだかのような錯覚に陥ります。


スプーンやナイフは細かくデザインされたもので、ナフキンにはキーブル・カレッジの紋章がプリントされています。


食事中には焼きたてのトーストが運ばれてきました。


食後はキーブル・カレッジの紋章入りのカップでコーヒーを飲んでほっこり。


少し時間がたつと、他の宿泊客も朝食を取りに食堂にきていました。


キーブル・カレッジは、オックスフォードにある観光スポットへのアクセスもよく、何より日本ではなかなかお目にかかれない歴史ある建物に宿泊し、朝ご飯を食べられるのでかなりオススメ。なお、1泊の宿泊料金は時期によって変動するようですが、3月に宿泊した時はトイレバス付きのシングルルームが65ポンド(約1万1000円)、ダブルルームが100ポンド(約1万7000円)となっていました。

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in 取材,   動画,   ピックアップ, Posted by darkhorse_log

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