Gmailに2クリックで広告メールを購読中止できる機能が追加される

By Gorka Roldan

何らかのサービスでアカウントを作成する際に、「メールマガジンを購読する」「最新情報を受け取る」などの項目にチェックを入れて登録すると、そのサービスから広告メールが送られてくることがあります。Gmailは広告メールを「プロモーション」に分類して他のメールと区別していますが、新たに「購読の登録を解除するリンク」をメールの上部に設置し、ユーザーは簡単に広告メールを購読中止できるようになりました。

Gmail adding prominent 'Unsubscribe' option to marketing emails | PCWorld
http://www.pcworld.com/article/2100020/gmails-unsubscribe-tool-comes-out-of-the-weeds.html

2014年2月24日からGmailは、ユーザーが広告メールを簡単に購読中止できるように、広告メールの最上部にある差出人のメールアドレスの横に「メーリングリストの登録解除」というリンクを追加しました。リンクは自動的に追加されているので、ユーザー側で設定を操作する必要はありません。「特定の差出人から広告メールを受け取りたくない」という人は、「メーリングリストの登録解除」をクリックして……

「メールをブロック」をクリックすれば、メーリングリストから削除するようにGoogleから差出人にリクエストが送信されます。

広告メールを不要であると感じているユーザーにとってはかなり便利になりそうな機能ですが、広告メールを配信してWebマーケティングを行っている企業には致命傷にもなりかねない今回のGmailの仕様変更。しかしながら、Googleのソフトウェアエンジニアの1人であるVijay Eranti氏によると、広告メールの購読を中止したいユーザーがGmailのどこから「メーリングリストの登録解除」を設定できるかわからずに、広告メールを「迷惑メール」としてGmailに報告する、といったことが多数発生しているので、今回の仕様変更は企業にとっても有益であるとのことです。

By Henk Vermeulen

送信者のメーリングリストで登録解除リクエストが処理されるまでには最大で3日かかります。また、セキュリティ保護の目的から、「メーリングリストの登録解除」が表示されるのは信頼できる差出人からのメールだけで、不正業者から送信されたと思われるメールには表示されません。信頼できる差出人から送られてきた広告メールに「メーリングリストの登録解除」が表示されない場合は、差出人のウェブサイトから登録解除する、もしくは、差出人に直接連絡するなどの処理が必要です。