ハードウェア

接触なし&摩擦ゼロで自転車のライトを点灯するダイナモ「Magnic Light iC」


自転車をこぐときのタイヤの回転を利用してローラーを回して発電する「ダイナモ」は、電源なしでライトを点灯できますが、摩擦によりこぐのが大変になってしまうのが難点です。そんなダイナモをタイヤの回転による「渦電流」の磁力を利用して、摩擦ゼロで発電できるのが「Magnic Light」です。

Magnic Light iC - Intelligent Contactless Bicycle Dynamo by Dirk Strothmann — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/dynamodirk/magnic-light-ic-intelligent-contactless-bicycle-dy

「Magnic Light iC」がどのように発電してライトを点灯させているのかは以下のムービーから見ることができます。


「タイヤとの接触なしで発電できるダイナモなんてあり得ない、と誰もが言いました」


しかし、Dirk Strothmannさんは、タイヤに接触することなく発電できる自転車のライト「Magnic Light iC」を開発しました。サイズも通常のダイナモに比べてかなり小型。


StrothmannさんがMagnic Light iCを取り付けた自転車のタイヤを軽く回すと……


なんと回した瞬間にLEDライトが点灯。LEDの輝度は160ルーメンとなっています。


防水加工が施されているので、雨の中や海岸沿いを走っても大丈夫です。


Magnic Light iCはデコボコ道など厳しい環境での使用にも耐えられるよう頑丈に作られており、タイヤとの接触がないだけでなく、ケーブルやバッテリーもありません。


フロントライトだけでなく、後輪に取り付けるテールライトタイプもあります。


なぜMagnic Light iCが接触なしに発電できるのかというと、内部に設置されているこの強力なマグネットによるもの。


タイヤが回転すると強力な磁石が渦電流を引き起こして磁界を発生させます。回転するリムのアルミやスチールに反応してマグネットが回転するため、接触なしでの発電が可能となっています。


このようにMagnic Light iCとタイヤの間にトランプを通しても、接触点がないため発電が止まることはありません。リムはアルミなどの金属製なら動作しますが、カーボンリムでは動作しないので注意が必要。ただし、エッジにアルミを使用していればカーボンリムでも動作可能とのことです。


同社は以前にも非接触型ダイナモの「Magnic Light」を販売していますが、Magnic Light iCは新たにICチップを内蔵したことで、タイヤのスピードによってライトを点滅・消灯をコントロールする「エネルギーコントロール機能」を搭載。


なお、Kickstarterのプロジェクトに69ドル(約7000円)の出資を行うと、Magnic Light iCのフロントライトかテールライトのどちらか1つをゲットでき、それぞれVブレーキキャリパーブレーキMaguraブレーキディスクブレーキ用のアダプターを1つ選択可能です。送料はなんと世界中どこでも無料で、出資の締切は日本時間で2月1日(土)午前7時59分までとなっています。

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in ハードウェア,   乗り物,   動画, Posted by darkhorse_log

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