後方センサーを内蔵し、ハンドルバー内蔵LEDでナビも可能な自転車「Vanhawks Valour」


街中で自転車に乗る時に気をつけなければならないのが、後方から迫ってくる車両との安全の確認ですが、人間は後に目が付いていないため、どうしても確認が難しい死角が生じます。カナダのメーカーVanhawksが開発した自転車「Valour」は、そんな後方の安全をフレーム内蔵のセンサーで感知してハンドルの振動で知らせ、さらにスマートフォンと連携することでハンドルバー内蔵型LEDを使ったルートナビが可能な自転車となっています。

Vanhawks
https://vanhawks.com/


Valourは、フラットバーハンドルを装着したクロスバイク的な雰囲気を持つ自転車。しかしよく見ると、フレームがカーボン製となっていることや、フロントタイヤとの間隔を近づけたフレームの形状、シートとリヤタイヤの間にある「シートステー」のデザイン処理などからは、むしろエアロロードバイクに近いものが感じられます。ブレーキは前後ともSRAM傘下のAVID製ディスクブレーキを採用。


Valourの大きな特徴の1つが、リヤタイヤの周囲に搭載されるという後方センサー。2つの超音波センサーが後方3メートル・幅1.2メートルのエリアに近づいた物体を感知し、ハンドルバーに内蔵された2つの振動フィードバック装置を振動させることで、ライダーに対して死角に危険が迫っていることを知らせるようになっています。


また、ステムと一体化したハンドルにも複数の機能が内蔵されているとのこと。正面中央部分にはライトを内蔵しています。


ハンドルバー上部には、ライダーに進行方向を示すLEDが内蔵されています。左折時にはハンドル左側の3つのLEDが流れるように点灯し、ライダーに進行方向を知らせます。


右折時だとこんな感じ。


方向を間違えたり、行き過ぎてしまった場合は以下のように両方が点灯し、Uターンするよう促します。


さらにValourはジャイロセンサーや加速度・地磁気センサー、GPSセンサーなどのセンサー類に加え、Wi-FiやBluetoothを搭載。これらの機能を使って自らネットワークに接続が可能な「スマートバイク」となっています。


これらの機能を活用し、さらにスマートフォンと連携することで、走行データの管理を行ったり・・・・・・


マップと連動してナビゲーションが可能なほか、最新のデータを使って最適なルート検索を行うことも可能になっているとのこと。


さらに、街角のフリーWi-FiやBluetoothを使ってネットワークでつながることで、盗難の際にも現在位置の特定が可能になるとのこと。自分のVapourが盗難にあった場合には、アプリで盗難を申告すると検索が開始されるようになっているそうです。


なお、Vapourは過去に実施したKickstarterでのキャンペーンを成功させたバイク。キャンペーンの出資者には2015年12月から出荷が開始されており、2016年には市販が開始されることになっています。

Vanhawks Valour | First ever connected carbon fibre bicycle by Ali Zahid — Kickstarter


Vapourはサイトで市販モデルの予約を受付中で、価格は最もベーシックなモデルが1249ドル(約15万円)となっています。車体は4サイズから選択が可能で、フレームはブラックとホワイトから、リム(ホイール)はレッド・ブラック・ホワイトの3色から選べるようになっています。駆動にはカーボンベルトが用いられ、シフトは変則機構を持たないシングルタイプと、日本ではめずらしいNuVinci製の無段変速内装ハブ「NuVinci N360」を装備した可変シフトタイプを250ドル(約3万円)のオプション選ぶことが可能。ディスクブレーキはAvid BB5が標準装備されていますが、オプションでワンランク上のBB7を50ドル(約6000円)の追加で選ぶことが可能。

Vanhawks | Bike Studio


Valourの出荷は2016年2月ごろが予定されているとのこと。日本への発送には送料として150ドル(約1万8000円)が別途必要です。

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in ハードウェア,   乗り物, Posted by logx_tm