「るろうに剣心 京都大火編」2014年夏公開、剣心が燃やされるポスターも登場

2012年8月に公開された映画「るろうに剣心」の続編となる「るろうに剣心 京都大火編」「るろうに剣心 伝説の最期編」が2014年夏に連続公開されます。本作では宿敵・志々雄真実が剣心の前に立ちはだかるほか、四乃森蒼紫や巻町操といった原作でも人気のあるキャラクターが続々登場することになっています。

作品のスケールが大きくなるのに合わせて、ティザーポスターもより力の入ったものになり、1枚ずつ手作りのポスターが、志々雄に合わせて“限定440枚”劇場に送られることになっています。

映画『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/rurouni-kenshin/index.html

「るろうに剣心」は1994年から1999年にかけて週刊少年ジャンプに連載された和月伸宏のマンガ。「明治剣客浪漫譚」の副題の通り、幕末から明治になって生き残った剣客の姿を描いた作品で、連載開始前の編集者の心配をよそに、単行本全28巻が刊行されるほどの人気を集め、全22巻の完全版などまで含めると合計5000万部突破の大ヒット作品になりました

2012年8月25日に公開された映画「るろうに剣心」も興行収入30億円超えのヒットとなり、続編である「るろうに剣心 京都大火編」「るろうに剣心 伝説の最期編」が2014年夏に公開されることに。

そのティザーポスターがこんな感じ。佐藤健演じる緋村剣心の立ち姿は前作のビジュアルのもので、剣心の“封印された狂気”を表現していますが、その足元が焦げていて「2作連続公開」の文字がのぞいています。

「下のほうが燃えたかのようなデザイン」に見えるこのポスターは、実は1枚ずつ手作業で燃やされているとのことで、メイキング映像では確かに人の手で作られていることが確認できます。

「るろうに剣心 京都大火編」燃えたようなティザーポスターのメイキング映像 - YouTube


これが前作のポスター、下の方には「8.25 ROADSHOW」の文字が入っています。

文字の入った部分を、まずベリベリと破いて……

破り取った部分をバーナーで炙ります。

燃えてますが、間違いなくポスター製作中。

適度に火を消しつつ……

足りない部分は追加で焼きます。

本当にこんなに燃えてていいのかと思うのですが……

焼き部分の仕上げに入ってきました

これで手焼き工程は終了、1枚あたり約10分かかります。

下から見える部分と合わせるとこんな感じになる予定

途中で、吊したポスターの下部に火を付けて丸々1枚焼いてしまうシーンも入っています。剣心の姿が燃え尽きて、その後ろから新しいポスターが姿を見せてもおかしくない感じです。

画面は変わって、ポスター全体の仕上げにかかります。

先ほど焼き上げたポスターの裏側にのりをつけて……

下敷きとなる2枚目のポスターに貼り合わせていきます。

ぺたぺた

これで完成、貼り付け作業は5分ぐらいなので、1枚作成するのに合計15分ほど。なお、志々雄に合わせて440枚作られているので「こんなにも凝るか」というぐらい時間がかかっています。

剣心役を演じる佐藤健さんによると、「前作は薫一人を守るためだけだったのが、今回は国を守るための戦いになりました。動機が違うし、背負うものも違う。より剣心が深く描かれている」とのことで、ポスターの裏側からはより力強い剣心の姿が出てきたりするのかも。

土屋太鳳演じる巻町操

伊勢谷友介演じる隠密御庭番衆・四乃森蒼紫

田中泯演じる「翁」こと柏崎念至

神木隆之介演じる瀬田宗次郎

なお、本作最大の敵となる志々雄真実は藤原竜也が演じることになっています。

・作品情報
原作：和月伸宏著｢るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-｣（集英社ジャンプ・コミックス刊）
監督：大友啓史
製作・配給：ワーナー・ブラザース映画
©和月伸宏／集英社 ©2014「るろうに剣心 京都大火／伝説の最期」製作委員会