中国企業が1兆トークン規模のAIモデル「Ring-2.6-1T」をオープンモデルとして公開、一部のベンチマークテストでGPT-5.4とGemini 3.1 Proを上回る

中国の金融企業「Ant Group」の傘下で活動するAI開発チーム「inclusionAI」が1兆トークン規模のAIモデル「Ring-2.6-1T」をオープンモデルとして公開しました。なお、Ant GroupはAlibabaのグループ企業であり、Alibabaは複数のAI開発チームを傘下に抱えてQwenシリーズやWanシリーズなど数多くの高性能AIモデルを創出しています。
🚀 Ring-2.6-1T is now open source.
— Ant Ling (@AntLingAGI) May 14, 2026
A trillion-scale flagship thinking model built for real-world complex tasks: Agent workflows, coding & engineering, long-horizon tasks, complex reasoning, research, and enterprise automation.
It is designed to move beyond “answering” toward… pic.twitter.com/X12I0EHVdW
Ring-2.6-1Tは1兆パラメーターの推論モデルで、業務タスクを継続的に遂行できるように設計されています。推論強度は「high」と「xhigh」を切り替えることが可能で、ツール呼び出しやタスク分解などの負荷の軽いタスクでは「high」、科学研究や複雑な論理分析では「xhigh」といったように使い分けることで推論リソースを柔軟に活用することができます。
「Ring-2.6-1T」「Kimi-K2.6 Thinking」「DeepSeek-V4-Pro Max」「GPT-5.4 xHigh」「Gemini-3.1-Pro high」「Claude-Opus-4.7 xhigh」のベンチマーク結果を並べたグラフが以下。AIの数学性能を測定するAIME 26ではDeepSeek-V4-Pro Maxと同等のスコアを記録しました。

AIの知能を測定するARC-AGI-2では同じ中国製モデルであるKimi-K2.6 ThinkingとDeepSeek-V4-Pro Maxを大きく上回っています。

エージェント性能を測定するClawEvalではGPT-5.4 xHighとGemini-3.1-Pro highを上回りました。

Ring-2.6-1Tはオープンモデルとして以下のリンク先で配布されています。ライセンスはMIT Licenseです。
inclusionAI/Ring-2.6-1T · Hugging Face
https://huggingface.co/inclusionAI/Ring-2.6-1T

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