コンピューターが苦手な作業を人間に代行させるAmazonのアウトソーシングサービス「Mechanical Turk」が2026年9月30日にサービス終了

2005年にスタートした「Mechanical Turk」は、人間にとっては簡単にこなせるもののコンピューターには処理が難しい仕事を人間が代行するためのアウトソーシングサービスです。このサービスが2026年9月30日をもって閉鎖されることが告知されました。
Amazon service that Jeff Bezos called artificial AI is shutting down
https://www.cnbc.com/2026/08/25/amazon-service-that-jeff-bezos-called-artificial-ai-is-shutting-down.html
Amazonは「当社は、プログラム、ツール、サービスを定期的に評価し、その評価に基づいて調整を行っています。評価の結果、Mechanical Turkを2026年9月30日で終了することを決定いたしました」と告知しています。
Amazon Mechanical Turk
https://www.mturk.com/

全盛期には50万人以上がMechanical Turkで働いていましたが、賃金が安すぎることがしばしば話題になっていました。利用者によると、Amazonは報酬の最低補償額を設定しておらず、作業1時間あたりの報酬が2ドル(約320円)を下回ることもあるとのこと。さらに、仕事が気に入らなかった依頼者が受け取りを拒否して報酬が全く支払われないこともあったようです。
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これらの仕事の中には、AI開発に必要なデータのラベル付けも含まれていました。ただ、業界関係者によると、Mechanical Turkは近年衰退気味で、Scale AI、Mercor、ProlificなどAIモデルのトレーニングに使う人材を募集するデータ関連スタートアップに利用者を奪われていた模様。
また利用者の仕事の品質も疑問視されており、スイスの研究者らによる2023年の調査では、Mechanical Turkの労働者の最大46%がAIを使って作業を完了していたことが判明しています。これでは、AIを訓練するために人間がデータを整理するという前提が崩壊してしまいます。
2026年7月には、新規顧客の受け入れが停止されていました。Mechanical Turkはここから2カ月あまりで閉鎖を迎えることになりました。
Amazonのクラウドソーシングプラットフォーム「Amazon Mechanical Turk」が新規顧客受け入れを停止 - GIGAZINE

閉鎖後は返金保障などが行われる予定。衰退傾向にあったといえどもこのサービスに頼っていた顧客も存在し、業界関係者は「代替サービスを探すために奔走している人もいる」と指摘しました。利用者にとっても、オンラインで片手間に仕事ができる点が魅力だったようですが、残念ながら残り1カ月で新しい仕事場を探さなければならなくなりました。
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in ネットサービス, Posted by log1p_kr
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