Exif情報をサクッと削除できるフリーソフト「Easy Exif Delete」
デジカメで撮影を行ったときに、カメラの絞りやISOがどんな設定だったのかからGPS情報までが記録されるExif情報は、撮影後に参考になることもあるのですが、ブログにアップロードした写真から自宅の位置がわかってしまう、という危険も考えられます。そんなExif情報をサクッと簡単に削除できるフリーソフトウェアが「Easy Exif Delete」です。
Easy Exif Delete (Official Site)
http://www.easyexifdelete.com/
Exif情報は、jpeg(.jpg)形式の画像に格納されている情報で、「カメラ・レンズの種類」「シャッタースピード」「露出」「フラッシュの有無」「測光モード」「ISO感度」「絞り(F値)」「焦点距離」「解像度」「サムネイル(160×120ピクセル)」「撮影方向」「撮影日時」「著作権情報」「著者名」「画像編集ソフト名」が含まれており、加えてGPS機能を持つカメラやスマートフォンからは、撮影場所を表す「経度・緯度」が記録されます。
Easy Exif Deleteをダウンロードするには、http://www.easyexifdelete.com/へアクセスし、画面上部の「Download」をクリック
ページが切り替わったら画面を一番下までスクロールさせ、「Easy Exif Delete from ConsumerSoft」をクリック
「ファイルを保存」をクリック
デスクトップに保存された「Install Easy Exif Delete.exe」をクリックしてインストーラーを起動。
License Agreement(ライセンス使用許諾契約)の同意のチェックボックスにチェックをいれ、「Next」をクリック
「Finish」をクリック
デスクトップにこんなアイコンが作られているので、起動。
Easy Exif Deleteのインターフェースはこんな感じ。起動時には何も選択されていない状態なので、まずは「Select Images」をクリック
Exif情報を消したい写真を選択します
Exif情報がない画像は、Exif Dataの欄に「Not Found」と表示され、Exif情報が記録されているものは「Exif Found」と表示されます。
あとは削除したい画像を選択して「Delete Exif」をクリックするだけ。Exif情報のない画像を処理してもエラーが出るわけではないので、どうしてもExif情報を残したいファイルだけを除外し、まとめて選んでしまえばOK。
処理が終わるとExif Dataの欄がすべて「Not Found」になり、Exif情報が消えたことが確認できます。
選択したリストを空にするには「Clear List」をクリック
選択していたリストが白紙の状態に戻りました。
Exif情報は、例えばプロのカメラマンの写真設定を見れば、きれいな写真がどのような設定で撮影されているのか参考にできたり、自分で撮影した写真のGPS情報を見れば、旅行先の撮影地点を忘れてしまっても、後で場所の確認が可能。
しかし、使いようによっては、自宅の位置などの個人情報がわかってしまったり、モザイク処理を行った写真のサムネイルを表示して、処理前の部分を確認できたりと、思わぬ個人情報の漏洩につながる可能性があります。
FacebookやTwitterなどの主なSNSは、写真をアップロードすると自動的にExif情報を消去してくれますが、変更される可能性もあるため、公の場へ写真をアップロードする前にEasy Exif Deleteを使えば、自分で簡単にExif情報を消去できるので安心です。
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