ハードウェア

世界最安で3Dプリント・3Dスキャン・フライス盤加工が可能な複合機プリンタ「FABtotum」


価格やサイズが徐々にお手頃になり、手が出しやすくなっている3Dプリンタですが、3Dプリント・3Dスキャン・フライス盤加工にカッティングや彫刻機能まで備えた世界最安の小型マルチプリンタである「FABtotum」が、クラウドファンディングプラットホームのIndiegogoで出資を募集しています。

FABtotum Personal Fabricator | Indiegogo
http://www.indiegogo.com/projects/fabtotum-personal-fabricator

FABtotumがどのような機能を備えているかは以下のムービーから確認できます。

FABtotum Personal Fabricator - 2013 Indiegogo Campaign on Vimeo


熱溶解積層法による3Dプリントが可能で、PLA、ABSのフィラメントに対応。


Z軸は0.47マイクロメートルまで微調節できるため精密な造形を可能としています。


FABtotumは全てオープンソースで公開されており、サードパーティー製の部品やヘッドに交換して、性能を拡張できます。


4軸マシニング加工が可能。


また、このような木製の置物を……


3Dレーザーでスキャンし、設計図の作成が可能。


スキャンした図をコンピュータへ取り込んだら……


フィラメントで小さな像を複製できました。


水を吹き出しながらドリルでぶ厚いアルミ板を削っています。


細いドリルに切り替えて細かい穴を開けることも可能。


カットと削り出しには、発泡プラスチックバルサ材、ベニヤ板、アルミ板に対応。


PCB(プリント基板)の削り出しもできます。


他にも、固定した円柱形のマテリアルから彫刻のようにモニュメントを掘り出したり……


木材やアルミ板のカッティングもこなします。


3Dプリントは210×240×240mmまでのオブジェクトをプリントでき、より高額なReplicator 2Ultimakerと比べても最大級。


すっきりとしたデザインとコンパクトなサイズのため、オフィスの机に置いても邪魔になりません。


カラーはレッド・ブラック・ホワイトの3色。


サイズは366×366×366mmとコンパクトですが、上に乗って殴っても大丈夫なほど頑丈。


Raspberry PiArduinoにより動作しており、入出力は、8GBまでのSDカードが使用できるSDカードスロットと、LANケーブルスロット。無線LANにも対応しています。


FABtotumは、1099ドル(約11万円)の出資で5メートルのテスト用PLAフィラメントがついた、組立て済みのフルパッケージを1つゲット可能。製作者にメールすることでカバーの色をカラーはレッド・ブラック・ホワイトの3色から選択でき、送料は無料です。


なお、締め切りは日本時間で10月8日の15時59分までとなっています。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
約4万5000円でゲットできる安価な3Dプリンター「RoBo3D」 - GIGAZINE

Amazonが個人向け低価格3Dプリンタを扱う「3Dプリンタストア」をオープン - GIGAZINE

どこへでも持ち運べる軽量・小型化した3Dプリンター「Bukito」 - GIGAZINE

立体物を簡単にデータ化できる3Dスキャナ「Digitizer」は約14万円での販売が決定 - GIGAZINE

家庭用3Dプリンターを購入するとだいたい1年で元が取れることが明らかに - GIGAZINE

ターミネーター2のT-1000のような液体金属が3Dプリンターで出力可能に - GIGAZINE

3Dプリント機能がWindows 8.1に搭載され文書印刷と同様の物づくりが可能に - GIGAZINE

in ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.