取材

アマゾン川で釣ったピラニアをスープでおいしくいただきました


アマゾン川といえば世界最大の川ですが、支流へ足を運ぶと、ジャングルトレッキングやピラニア釣りなど様々なアクティビティを楽しむことができます。大人を子どもに返らせる魅力がアマゾン川には詰まっていました。

こんにちは!世界新聞特命記者の清谷啓仁です。世界一周中のわたくし、現在、アマゾン川流域の街マナウスにいます。南のサンパウロまで行く予定ですが、なんせブラジルは広いので移動が大変です。

マナウスはこの辺り

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アマゾン川に面したマナウスの町並み


コロンビアとの国境からアマゾン川を下ってマナウスまで来たわけですが、マナウスはアマゾン川支流への観光の拠点となっています。僕がマナウスに来た目的はただ一つ……「アマゾン川でピラニアを釣って食べてみたい!

でも、そんなことできるのでしょうか?駄目もとでツアー会社を訪ねてみたら……


あっさり、「ピラニア食べられる」とのことです。せっかくなので、他のアクティビティも楽しめる2泊3日のアマゾン川支流ツアーに申し込むことにします。全てコミコミで390レアル(約1万6380円)。


ボートに乗って、いざアマゾンへ!


陸から10kmほど離れた頃……


川の色が何だかおかしいです!


これが、有名な2つの川の合流地点です。手前の茶色がペルーに源流を持つソリモインス川で、向こうの黒がコロンビアに源流を持つネグロ川。混ざらないのは、川の比重と流速の違いによるものだとか。


一旦上陸してから、再びボートに乗ってアマゾン川の支流へ。


奥へ進んでいくと……


ん!?


川から木が生えてる!


な、なぜ??


完全に生えてますね……。


これは浸水林といって、雨季と乾季で水位が約20mも変わってしまうアマゾン川ならではの光景らしいです。4〜8月頃には日本の本州と同じくらいの面積の森が水に沈むとか。

30分ほどでロッジに到着。ここを拠点に、アマゾン川を満喫しちゃいます。


部屋はこんな感じ。蚊が異常に多いので蚊帳は必須。ちなみに3日間で50箇所くらい刺されて、気がおかしくなりそうでした……。


早速ジャングルに向けて出発!


そこで僕を待ち受けていたのは……


これまでのジャングルという概念を覆すような、


圧倒的なジャングル!


ジャングルを歩いてみると、葉っぱから木から何から何まで大きくて、巨人の島に紛れ込んだような感覚。山や森とは明らかに違う印象ですね。


運が良ければこんな珍獣も。ナマケモノ!


ガイドいわく「動きは遅いけど、力は強いよ」


夜はワニ探しへ。懐中電灯で照らすとワニの目が暗闇の中でキラリと光るので、見つけるのは意外と簡単。


ガイドが手づかみでゲット!


小さいけど迫力あるなぁ。


鋭い歯


最後はピラニアでシメましょう!簡単な釣り竿を持って川へ。


餌はなんと……鶏肉!さすが肉食……。


こういう場所にピラニアがいるとのこと。


おっしゃ、釣るぞー!


こうやって水面を竿でバシャバシャすると、ピラニアが寄ってきます。


今日の晩ご飯がかかっているので真剣です。


きたっ!と思ったらゴミでした。


何度も餌を食い逃げされてようやく……つ、釣ったどー!


ご存知の通りピラニアは肉食の淡水魚です。


ガイドでもピラニアを持つのはやっぱり恐いようです。


だってこの歯ですもん……。ちなみにピラニア本来臆病な魚で、人や大型動物を襲うことはめったにないようです。


大漁です!


調理法は……塩もみしたピラニアを丸ごと煮込むのみ。


スープは塩コショウのみのあっさりとした味付けで、鯛に近いようなダシが出ています。ピラニア自体は小骨が多くて身が少なく、思ったより淡白。レモンをさっと絞って食べるのがオススメです。


ごちそうさまでした!


文・取材:清谷啓仁
http://kiyotani.com

監修:世界新聞
http://sekaishinbun.net


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in 取材,   試食, Posted by logc_nt

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