戦車で車や樹木をなぎ倒し敵を撃破するアクションMMOゲーム「World of Tanks」
自分だけの戦車を駆って戦場を駆け抜け敵を撃破し、経験値・クレジットを集めて戦車を強化・進化させていくという戦車アクションMMOゲーム「World of Tanks」が、9月5日に日本でのサービスを正式にスタートしました。
ゲーム中に登場する戦車の種類は、アメリカ・ドイツ・イギリス・フランス・ソ連・中国の重戦車・中戦車・軽戦車・駆逐戦車・自走砲をあわせると300種類以上。ゲームプレイは基本無料で、アイテムや戦車の中には有料のものもありますが、頼りになるのは主に自らの腕という、かなり硬派なゲームです。戦車といえば、女の子たちが“戦車道”にのっとり第二次世界大戦当時の戦車に乗って戦うアニメ「ガールズ&パンツァー」が話題を呼びましたが、主人公たちが乗っているⅣ号戦車はWorld of Tanksにも出てくるので、なんとか乗ってみようと頑張ってみました。
World of Tanks — 戦車アクションMMO
まずはゲームの雰囲気が伝わるトレイラームービーから。
「World of Tanks」Endless War - YouTube
◆登録&ダウンロード
アカウントを持っていない人は、公式サイト右側にあるフォームにメールアドレスと希望するユーザー名、パスワードを記入して「無料」をクリック。
すると、即座に確認コードが送られてくるので、登録したメールアドレスにメールが来ていないかチェック。このページは閉じてしまっても問題ありません。
メールの中身はこんな感じで、「レジストレーションを完了するにはこのリンクをクリックして下さい」の下に書かれているURLを開くと……
アカウント登録が完了しました。ゲームをプレイするにはクライアントのインストールが必要になるので、「ゲームダウンロード」をクリック。このファイルのサイズは約9MB弱なので、ダウンロードにはそれほど時間はかかりません。
◆インストール
ここからはインストール作業に入ります。先ほどダウンロードしたファイルを起動。
言語はデフォルトで日本語が選択されているので「OK」をクリック
「次へ」をクリック
インストールするフォルダは特に変更しなくても問題はないので「次へ」をクリック
「次へ」をクリック
「次へ」をクリック
「インストール」をクリック、これでまずはWorld of Tanksのランチャーに当たるものがインストールされます。
インストールの流れの中で別のウインドウが開き、DirectXのインストールが始まります。
DirectXのインストールが終わると、いよいよランチャーが起動し、本体ファイルのダウンロードが始まります。ファイル容量はここだけで5GB以上あるので、7GBぐらい空き容量を作っておくと安心。
5GBのダウンロード&インストールのあと、臨時ファイルの削除が行われて……
ローカライゼーションパッケージの更新が始まりました。
右下に「プレイ」と表示されたら更新が完了してゲームが遊べる状態になったということ。「プレイ」をクリック。
初回起動時のみエンドユーザー使用許諾書が表示されるので「承認」をクリック
登録時のメールアドレスとパスワードを入れて「接続開始」をクリック
◆チュートリアル
初プレイの場合、チュートリアルとして戦闘訓練を受けると完了時にクレジット6000と経験値300がもらえるので、やっておくとベター。
ここでは戦車の操縦と敵の撃破を簡単に教えてくれます。操作を覚えておかないと戦場で生き残れない上に、味方の足を引っ張ることになるので基本はしっかりと押さえておきましょう。
戦車の移動は前後と左右転回をWSAD、砲塔の移動はマウス操作、射撃は左クリックで行います。
負けることはないので、報酬は確実にもらえます。
◆本編
では、いざ戦闘に突入するとどんなゲームなのか、これは実際のゲーム画面を見てもらうのがもっともわかりやすいので、実際にプレイしてムービーを撮ってみました。まずはドイツ軍の軽戦車Leichttraktorを駆って戦場に突入したムービーから。
「World of Tanks」Leichttraktorで単身先行 - YouTube
このゲームの戦車は「Tier」というクラスで10種類に分けられており、両チームの戦力が均等になるようにマッチングされます。つまり、ゲームを始めたばかりの人間が初期状態の戦車でバリバリに強化された最強クラスの戦車とぶつかる恐れはないというわけ。LeichttraktorはTier1に分類されていて、人の多い時間帯であればTier1のみでのマッチングが主に行われるので、車両の性能差はそこまで大きくはありません。自車両の左後方にいるのは軽戦車揃いのTier1の中で唯一の中戦車、Medium Ⅰ(ビッカース Mk.Ⅰ中戦車)。
突っ込む流れかと思って前進しつつ右下のミニマップを見てみると、緑色で示されている味方のマーカーはほぼ初期位置から移動しておらず、どうやら待ち伏せ戦法を採る模様……。
道の真ん中にぼーっと停車しているといい的になってしまうので、とりあえず建物に張り付いてみました。この戦場に慣れてからわかったことですが、この位置はまったく安全ではない場所でした。
遙か向こうの崖の上に敵がいるのが見えます
どうやら敵は道を下ってこちらに攻め込んでくるようです
敵の姿を捉えました。と、その瞬間に敵が発砲し……
履帯に被弾。
これはヤバイ、と後退し始めたちょうど目の前に着弾。
建物の陰に早く入らなくてはいけないのですが、履帯にダメージを負っていて移動速度が落ちており……
あとちょっとというところで止めの攻撃を食らって、撃破されてしまいました。
撃破後、数秒間だけ自分を倒した敵の姿を見られます
このわずかな間に、誰かが仇を取ってくれました。よかったよかった。
時折、目指すⅣ号戦車とともに戦うことがあったりして、自分もあれに乗るのだと気合いが入ります。
「World of Tanks」新型38(t)戦車がⅣ号戦車と併走 - YouTube
そして、新型38(t)戦車であちこちの戦場を戦い抜いた結果、ようやく経験値が溜まってⅣ号戦車を開発できるように……!
購入は37万3000クレジット。新型38(t)戦車ではほとんど装備開発をせずに戦っていたので、久々の大きな買い物にちょっと手が震えました。
Ⅳ号戦車に乗り換え、完了。
嬉しくなってさっそく戦場に出てみましたが、新型38(t)戦車までは軽戦車だったのに、Ⅳ号戦車は中戦車ということもあってそのままの戦い方ではいけない部分も多々あり、慣れるのにちょっと苦しみました。しかし、そんな中で「乗り換えて良かった」というシーンも。
「World of Tanks」Ⅳ号戦車でKV-1Sを撃破 - YouTube
こちらが軽戦車1両、中戦車2両で敵をうかがっているところに、前方から重戦車KV-1Sが接近。
どこまで来てるんだ?と双眼鏡をのぞき込んだ瞬間、前方にいた軽戦車がやられてしまいました……。
なおも前進してくるKV-1S、これはもうやるしかない。
隣にいた中戦車Type58が果敢にも突っ込んでいったので、援護射撃すべく照準を合わせ……
合わせている間にType58がやられてしまいました。
仇を取ろうと撃ってみたら砲塔にあたって弾がはじかれてしまい……
逆に敵の攻撃を受けて車長が行動不能に。ヤバイ。
必死の反撃、装甲の薄いところを狙って反撃の一発。ちょうど正面装甲を貫通することができ、しかも敵車両を炎上させることに成功。
この炎上ダメージのおかげで撃破することができました。もしはじかれていたら、次の一撃でこちらがやられていたはず……。
Ⅳ号戦車が大活躍する舞台を求めて、大草原地帯の遭遇戦に挑んでみました。
「World of Tanks」Ⅳ号戦車で大草原遭遇戦に挑戦 - YouTube
ちなみに、今回のプレイでは、「ガールズ&パンツァーで主人公たちが乗っているⅣ号戦車を目指す」ことを目標に掲げて、Leichttraktorから図中の赤い矢印を経由してⅣ号戦車(Pz.Ⅳ)の開発・購入を行いました。
Ⅳ号戦車以降もツリーは続いていて、さらに強力な戦車を開発することも可能。あくまでここに出ているのはドイツの戦車のみなので、これと同様のツリーがアメリカ、イギリス、ソビエト、フランス、中国に存在し、登場する戦車の数は300種類以上。主砲や装甲などの能力はもちろん、ウィークポイントまで史実を再現している凝りようです。
メニューからゲーム中のメッセージにいたるまで、クライアントは日本語に対応済み。9月5日からは正式サービススタートということで、日本法人による公式サポートと日本のユーザー向けのコンテンツの提供が始まる予定です。また、戦車が登場するアニメとして最近大ヒットした「ガールズ&パンツァー」とのコラボも決定しており、東京ゲームショウ2013でも新トレイラーが公開される予定なので、お楽しみに。
World of Tanks — 戦車アクションMMO
©Wargaming.net
・関連コンテンツ