Disney+が3カ月で70万人の加入者を失って初の減少に転じる、値上げがユーザーの財布を直撃か
ディズニーの映像ストリーミングサービスであるDisney+の加入者が、2024年10月から12月までの間に70万人減少していたことが、ディズニーの財務報告により判明しました。ディズニーは2024年10月にDisney+のサブスクリプション料金を値上げしており、これが加入者離れを招いたと指摘されています。
The Walt Disney Company Reports First Quarter Earnings for Fiscal 2025 - The Walt Disney Company
https://thewaltdisneycompany.com/the-walt-disney-company-reports-first-quarter-earnings-for-fiscal-2025/
Disney+ Loses 700,000 Subscribers Following Price Increase - MacRumors
https://www.macrumors.com/2025/02/05/disney-plus-subscriber-decrease/
ディズニーは2025年2月5日に、2024年12月28日に終了した2025年第1四半期の業績を公開し、今期の売上高は前年同期の235億ドル(約3兆5000億円)から5%増の247億ドル(約3兆7000億円)になったと発表しました。
エンターテインメント部門は、営業利益が8億ドル(約1200億)増加して17億ドル(約2500億円)になるなど堅調でしたが、Disney+の加入者数は前期比1%減の1億2460万人で、四半期の間に加入者が70万人減少しました。
スポーツ専門チャンネル・ESPNも有料会員を70万人失いましたが、Huluの加入者数は160万人増加して5360万人になり、ストリーミング事業全体では3四半期連続で黒字を維持しました。
Disney+の収益について、ディズニーは「国際的なDisney+の有料加入者1人当たりの平均月間収益は、価格の上昇と広告収益の増加により6.78ドル(約1027円)から7.19ドル(1089円)に増加しましたが、割引プロモーションプランを利用する加入者の割合の増加により部分的に相殺されました」と述べました。
ディズニーは、2024年10月にストリーミングサービスの全面的な値上げを実施しており、Disney+の広告付きプランは2ドル(約300円)値上がりして9.99ドル(約1500円)に、広告なしプランも同様に2ドル値上げして15.99ドル(約2400円)になりました。HuluやESPN+の料金も同時に1~2ドル値上げされています。
ディズニーは、以前から2025年第1四半期にDisney+の会員数が減少に転じることを予想しており、第2四半期や通年でも緩やかに減少していくと見ています。ボブ・アイガーCEOは、決算報告について説明した電話会議で「加入者の離脱は予想ほど悪い結果にはなりませんでした」とコメントしました。
このほか、異常気象による入場者数の減少でテーマパーク事業が打撃を受けていますが、2024年11月に公開された「モアナと伝説の海2」が10億ドル(約1500億円)以上の興行収入を出したことにより、ディズニー全体の収益は前述の通り5%増加しました。
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in ネットサービス, Posted by log1l_ks
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