300万個以上のドットでリアルな似顔絵を描くプロセスを撮影したメイキングムービー「The Making of “Hero”」
漫画家や画家は手を酷使する職業なので、腱鞘炎にかかる人が非常に多いそうですが、腱鞘炎になりそうな勢いで細かい点描の絵を描くアーティストがMiguel Endaraさんです。VimeoにMiguel Endaraさんが点描で絵を描いている様子が公開されていますが、気が狂うような細かさです。
The Making of "Hero" on Vimeo
完成予定のスケッチはこんな感じ。ちょっと丸みのある男性の絵のようです。
鉛筆を削って……
アウトラインを描きます。
ペンを持ち替えて……
点描を開始。まずは1ドット。
10、20……とどんどんドットを描いていきます。
凄まじい勢いで点を打ち、2000ドットに到達。
点描で描かれた黒塗り部分は独特の凸凹が確認できます。
あれよあれよと点の数が20万を突破。
ちょっと前屈みな姿勢で絵を描き続けるMiguel Endaraさん。
点の数が80万回を突破しました。
細かい部分も全部点描。
完成形に近づいてきたようです。
点の数が100万個を突破。まさに気が狂うような細かさ。
真剣な表情で絵を描き続けるMiguel Endaraさん。
髪の部分を点描で描いています。モデルは別の人ですが、何となく鼻筋がEndaraさんに似ている気も。
もうすぐ200万回の点打を突破するところ。細かいしわを描いています。
200万回の点打を突破しました。
まるで一本の線に見えるような部分もアウトライン以外全て点描です。
ついに点描の数が300万個に近づいています。
大枠はほとんど完成。
細かいひげなども、もちろん全て点描で描き足します。
モデルとひげの雰囲気が非常に近いです。
ひげなどの点描も完成。
額縁に入れるとこんな感じ。モノトーンながら力強い絵です。
この他にもEndaraさんは自身のウェブサイトで作品を公開しています。「Benjaman Kyle」も似た雰囲気の点描画。
「Lily With a Pearl Earring」はセクシーな雰囲気で、濃淡がしっかりした絵。
「Musical Composition」は音楽をモチーフにした不思議な楽器。
なお、Vimeoに公開されているMiguel Endaraさんの「Hero」は自身のウェブサイトで購入が可能で、価格は送料込みで70ドル(約7000円)になっています。
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