iOS端末を複数台繋げて1つの巨大ディスプレイとして扱えるアプリ「Mosaic」

iPhone・iPad・iPad miniなど、iOS搭載端末であればディスプレイの大きさの違いを無視して、1つの巨大なディスプレイとして画像を表示させることができるアプリが「Mosaic」です

Mosaic Use multiple iPhones as one big screen
http://www.mosaic.io/

まずはiOSを搭載した端末に、App Storeから「Mosaic」をダウンロードします。アプリは無料。

ダウンロード後のアイコンはこんな感じ。

起動すると紹介のムービーが流れます。

位置情報に連携してよければ「OK」をクリック。

これが基本画面。

今回はiPhoneに6分の1スケールスティーブジョブズ、iPad miniに「iCEO」、iPadに先日レビューした「スターバックス リフレッシャーズ」の写真を入れました。

まずはiPhoneに入っている写真を隣のiPadと合わせて1つのディスプレイにして見てみることにします。

まずアプリのボタンをタップ。

iPhoneのMosaicを起動。

同様に、iPadでもMosaicを起動させておきます。

端末同士を近づけ、どちらかの端末の画面に「Connected！」の文字が出れば、端末同士の接続が完了。

今回はiPhoneに入っている写真を見たいので、iPhone側で基本画面をタップ。すると「PHOTOS」「DROPBOX」「CANCEL」の3つのメニューが出てくるので、「PHOTOS」をタップ。

タップすると、iPhoneの画像フォルダの画面が出てきます。

繋ぎたい画像をタップ。

iPhoneに画像が表示されました。

このiPhoneに表示された画像を、iPhoneからiPadまで端末をまたいでスワイプ操作すると、iPad側で「Downloading Content...」というメッセージが表示されました。

読み込みが完了すると、こんな感じで2つの端末であわせて1つの写真が見られるように。

画像を読み込むのに時間がかかっている様子のムービーは以下から確認できます。

Mosaicを使ってiPhoneとiPadを連携させて1枚の画像を表示してみる


iPad側の写真を見ることも可能。「PHOTOS」をタップし……

同じようにカメラロールを開き……

繋ぎたい画像を選びます。

目的の写真がiPadで表示されたら、端末をまたいでiPhoneまでスワイプ。

すると、このように写真の左側がiPhoneに表示されました。

今度はiPhone・iPad mini・iPadの3つの端末を繋げることにします。

まずiPhoneに画像を出します。

スワイプしてiPad miniへ

繋いで画像を表示させたらさらにiPad miniで表示された画像をiPadに向かってスワイプ。

表示サイズの都合上、体だけになってしまいましたが3つの端末で1つの画像を表示することができました。

実際に3台のiOS端末で画像を表示するムービーは以下から確認できます。

Mosaicを使って3台のiOS端末で1枚の画像を表示してみた


横方向ばかり試してきましたが、端末を並べる方向は縦でもOK。

真横ではなくこのようにずらした位置であっても問題ありません。

こんな繋ぎ方も可能。

1つの画像を複数端末で見られるというアイデアは面白いのですが、2つの端末で画像を表示させるのにかかった時間が約1分、3つの端末だと約3分と、とにかく時間がかかるのが問題。また、本来はDropbox上にある画像を表示させることもできるはずなのですが、触ってみた限りではファイル一覧までは表示されるものの、個別画像はダウンロードがまったく進まず、見ることができませんでした。

公式のデモムービーだと動作はこんな感じ。

What is Mosaic? - YouTube


App Storeのカスタマーレビューでも接続面での問題が指摘されており、今後この点が改善されていけば、面白い見せ方のできるアプリとしていろいろ遊べそうですが……。