ハードウェア

4つのプロペラをタイヤに取り付けて垂直離着陸が可能なラジコンカー「‘B’ the flying car」


ジャンボジェット型のラジコンや、戦車や重機の形をしたラジコンカーなどいろいろなタイプのラジコンがあり、空陸両用のラジコンなるものも登場しています。今までの空陸両用ラジコンはラジコンヘリコプターにタイヤを付けたタイプが多かったようですが、タイヤの中にプロペラブレードを組み込んで飛行を可能にしているのが「'B' the flying car」です。'B' the flying carは走行中でも垂直離着陸が可能で、車体のデザインも未来に出てきそうな感じに仕上がっており、子ども心をくすぐるラジコンになっています。

'B' the flying car by B — Kickstarter
http://www.kickstarter.com/projects/2017062404/b-go-beyond

'B' the flying carが走行・飛行している様子は様子は以下のムービーから確認できます。

'B' the flying car by B — Kickstarter


こちらは'B' the flying carの開発者であるWitold Mielniczekさん。


'B' the flying carの最大の特徴は、18センチのプロペラブレードを内部に取り付けた直径21センチのタイヤです。大きなタイヤはでこぼこの道でも難なく走行できるように設計されており、タイヤで乗り越えられそうにもない障害物があれば、プロペラを作動して飛び越えてしまえるとのこと。


車体の前方には720×1280ピクセルで録画可能なHDカメラ、上部には飛行制御装置を搭載しています。車体の素材には離着陸を実現させるため、重量が軽く、また耐衝撃性・耐熱性に優れているポリカーボネートを採用。


ローターにはブラシレスモーターを使用。


'B' the flying carの車輪部分はグニャグニャ柔らかい素材を使用しているので落下しても壊れにくくなっています。


実際に'B' the flying carが走っている様子は以下のような感じで、荒い斜面でも楽々と走行することが可能。


'B' the flying carは、大きい丸太が前方をふさいでいたとしても問題なく通行できます。


プロペラを作動させるとフワッと上昇。


そのまま前方に飛行して……


道をふさいでいた丸太を飛び越えていきました。


飛行中の'B' the flying carを横から見ると、その姿はタイヤの向きは違えどバック・トゥ・ザ・フューチャーに登場したデロリアンを彷彿とさせます。


'B' the flying carに搭載されたカメラで飛行中の様子を見るとこんな感じ。


'B' the flying carは商品化のために出資を募っている最中ですが、目標額である8万6500ポンド(約1300万円)を達成しており、商品化はほぼ確定。370ポンド(約5万5000円)の出資で、完成済みの'B' the flying car1台をゲットできます。なお、締め切りは2013年7月3日午後8時19分となっています。

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in ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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