ユーザーのスマートフォン使用状況を学習して省電力化を実現するアプリ「Snapdragon BatteryGuru」
スマートフォン向けプロセッサの市場で圧倒的な力を持つQualcommが、自社製品であるSnapdragonプロセッサを使用しているAndroid端末向けに提供している省電力化アプリが「Snapdragon BatteryGuru」です。バッテリー駆動時間を伸ばしてユーザー体験を最適化するために、スマートフォンの使用パターンを学習して設定を調整してくれます。
Snapdragon BatteryGuru - Google Play の Android アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.xiam.snapdragon.app
Google PlayにてSnapdragon BatteryGuruをインストールします
アプリの評価は高めなようです
「同意する」をタップしてインストール開始
アプリが無事インストールされたのでタップして起動
起動するとロゴが表示されて……
初回起動時には使用条件が出てくるので、「同意する」をタップ
「OK」をタップすると、サービスや製品改善のために匿名データが送信されます。そういうのが嫌な人は「希望しない」をタップ
Snapdragon BatteryGuruはバックグラウンドでの不要なアクティビティを減らすために端末の使用状況を学習します
Wi-Fi接続可能な場所とそうで無い場所を学習して、接続可能なときだけWi-Fiをオンにしてくれるようです
また、各アプリの同期はアプリの使用状況に応じてタイミングを決定
アプリの同期については詳細に設定できるようで、使用しないアプリは起動時のみ同期するように設定しておけばバッテリーとデータの節約になります。全て読み終えたら「利用開始」をタップ
学習モードの画面に移行。使用開始から約2日間はスマートフォンがどう使用されるのかを学習するため、バッテリーの節約機能はスタートしません。
ここで各アプリの同期設定ができるので、試しに「Gmail」をタップしてみます
こんな感じに「使用状況に基づき同期」「アプリの要求に基づき同期」「起動時のみ同期」の3つの選択肢から選択可能です
アプリのチュートリアル部分では説明が少しもの足りないですが、その足りない部分は以下のムービーを見ればわかります。
Snapdragon BatteryGuru - YouTube
Snapdragon BatteryGuruはアプリを起動している間だけではなく常にユーザーの使用方法を学習してくれています
Wi-Fi接続可能な場所とそうで無い場所を学習して自動でオンオフの切り替えを行い……
Wi-Fi以外にアプリのオンオフも使用方法を学習して自動で行ってくれます
これらが積み重なるとかなりの省電力化が行えるというわけ
実際にどれくらい省電力化ができるのかは使ってみないことには分かりませんが、スマートフォンのプロセッサを設計・販売するQualcommの純正アプリなので効果は期待できそうです。ただし、Qualcomm社製のSnapdragonプロセッサ搭載Android端末専用のアプリであるという点には十分気をつけてください。
・関連記事
マルウェア・キャッシュ・ゴミファイルを削除して最適化するAndroidアプリ「Advanced Mobile Care」 - GIGAZINE
スマホ向けCPUの消費電力を3分の1にしてバッテリーを長持ちさせる「STT-MRAM」を東芝が開発 - GIGAZINE
スマートフォンのバッテリーの減りが早い原因はバグだらけのアプリ - GIGAZINE
バッテリー消費量が最も少ない省エネブラウザはIE・Chrome・Firefoxのどれなのか? - GIGAZINE
HTML5とFlashではムービー再生でバッテリー消費が少ないのはどちらか? - GIGAZINE
・関連コンテンツ