メモ

HTML5とFlashではムービー再生でバッテリー消費が少ないのはどちらか?


1GHz ARM Cortex A8プロセッサーを搭載したタブレット「YuanDao」(OSはAndroid 2.3.1)と1.66GHzのIntel Atom N570プロセッサー搭載のサムスンのChromebookである「XE500C21-H02US」(OSはChrome OS 19)上で同じYouTubeのムービーを再生し、HTML5ベースとFlashベースと、どちらのムービー再生の方がより多く電力消費するかを計測した実験結果が公開されました。

HTML5 - is it good for your battery? (Hint: yes)
http://iss.oy.ne.ro/HTML5-Video-Battery

測定にあたって、両機からバッテリーが外され、0.125ΩレジスターとAP034が接続され、テスト用ムービーの再生はWi-Fi経由で行うことに。


さらにオシロスコープ「WavePro 7 Zi-A Oscilloscopes」を使用して測定が行われました。


その測定結果が以下、数値が低ければ低いほど電力消費が少なく、バッテリーが長持ちすることを示しています。

まずはChromebookから。見ての通り、HTML5ベースの方が17%ほどFlashよりも電力消費は少なくなる傾向になっています。


Androidタブレットの場合も同様で、HTML5ベースの方が12%ほど電力消費は少ないです。


要するにバッテリーを長持ちさせたい場合、HTML5ベースかFlashベースかを選べるYouTubeなどでは、HTML5ベースのムービー再生を選んでおけばバッテリーの消費が抑えられる、というわけです。

なお、以下のリンクからYouTubeをHTML5対応版に切り替えることが可能です。

YouTube HTML5 動画プレーヤー
https://www.youtube.com/html5

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in メモ, Posted by darkhorse

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