Androidベースの家庭用ゲーム機「OUYA」をバラバラに分解したレポート
3月末から出荷されている新型家庭用ゲーム機「OUYA」はAndroidベースで開発も移植も簡単で開発者に優しく、値段が99ドル(約9800円)とユーザーにも優しいゲームハードですが、いったいその中身はどうなっているのか、iFixitがバラバラにしています。
Ouya Teardown - iFixit
http://www.ifixit.com/Teardown/Ouya+Teardown/14224/1
本体は手のひらサイズで、正面向かって右側の面には開発に当たって1万ドル(約99万円)以上の支援をした人の名前が刻まれています。
DC電源、microUSB、イーサネット、HDMI、USB2.0と、入力関連はすべて背面に集中させています。
ゲーム機だと「開けたら保証を受けられなくなります」シールが貼られている下にねじ穴が隠されているというケースがありますが、OUYAの場合、トップパネルは四隅のネジを外すだけ。
マザーボード、I/Oポート、ファンは一体になっていて、指でつまんで引き出すだけ。ここまで、開けてからわずか10秒。
ケースの底にはウェイトが取り付けられています。これはケーブル類を繋いだときに、本体が軽くて転がってしまわないようにするためのもの。重さは約50g。
使用しているファンはSUNONのDCファン、40×40×10mmのタイプで、既製品なので不具合が起きた場合は自力で入手して交換が可能。
ヒートシンクははんだ付けされていますが、これはOUYAが小さいため、どこかにぶつかったり落としたりしてヒートシンクが外れる可能性を考慮してのこと。付けられたはんだを外すこと自体は難しくありません。
これがOUYAの心臓部。右下の青い枠で囲まれているのがNvidia T33-P-A3 Tegra 3 マルチコアCPU。はんだを外す作業以外はさくさくと分解できます。
続いてはコントローラー。ボタン15個、アナログスティック2つ、タッチパッド1つがついていて、本体とはBluetoothで接続します。持ち手部分の中に電池を入れるようになっています。
コントローラー本体パーツは上下をネジ止めしているだけなので分解はカンタン。
ボタン類を外したコントローラー本体ボード
アナログスティック
「OUYA」というゲーム機の由来にもなっている、「O」「U」「Y」「A」のキー。
数字が大きいほど分解が容易であることを示す修理のしやすさ指数は10段階の9。誰でもカンタンにお手入れできるレベルです。
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