米軍普天間飛行場に配備されている「オスプレイ」がどんな機体なのか見てきた

アメリカ軍が配備を進めている新しい輸送機・MV-22 オスプレイは回転翼の角度を変更することができるという機体で、ヘリコプターのように垂直離着陸が可能な一方、飛行速度や航続距離・ペイロード(積載量)はヘリコプターより固定翼機に近いといういいとこ取りをしています。
今回、海兵隊から地上部隊とそれを支援するオスプレイとの連携訓練へのお誘いがあったので、実際に普天間まで行って、オスプレイを見てきました。
Marine Corps Air Station Futenma
http://www.mcasfutenma.marines.mil/
車で普天間飛行場へ向かいます。

普天間飛行場があるのは宜野湾市。国道だけを走っているとその存在に気付かないものの、路地を走っていると飛行場のフェンスに突き当たるということも。
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高いフェンスが日常と基地とを区切っています。

許可証をもらって飛行場内部へ。内側に入ってしまうとそこには別の町が広がります。このようにサブウェイもあります。

こちらは本部の建物。

滑走路に沿って走っていくと、格納庫が見えてきました。

今回の目的地はココ。

格納庫前にはオスプレイがずらり。

さっそく格納庫内へと案内してもらいます。

VMM-265というのは海兵隊中型ティルトローター飛行中隊で、「Dragons」の名を持っており、このように竜が描かれたロゴを使用しています。

格納庫内には……

整備中のオスプレイ

さらにもう1機

アメリカ海兵隊VMM-265所属

飛行前にはこうして中まで細かくチェックを行うとのこと


尾翼には「竜」の文字。VMM-265所属の機体にはすべて同じように「竜」の文字が入っています。

特徴的なローター部分、折りたたむとこんな感じになります。


続いては、飛び立つ準備が完了した状態の機体の中を見せてもらいます。

と、その前にこんな箱を渡されました。

これは耳栓。オスプレイはCH-46Eヘリコプターに比べると騒音がマシになっているそうですが、それでも近づくと音は相当なものなのでつけていないと耳をやられてしまいます。

固定翼機と同じように前方を向いた状態のティルトローター。


この状態だと普通の航空機と変わらない感じがします。


後部のランプから乗り込みます。

ずらっと並んだ折りたたみ式のシート。運行に必要な乗員のほかに24名が乗り込み可能。

シートは向かい合わせに並んでいます。

展開するとこんな感じ、太ももが当たる部分のクッションがちょっと厚めになっています。

さらに前方に行くとコックピット。

こんな感じでパイロット2名が並んで座る形。


赤い印がつけられていますが、これには「フライト前に取り外せ(REMOVE BEFORE FLIGHT)」と英語で書かれています。

スイッチ、パネルとも数が多く、素人がぱっと座って操縦することはまず不可能。

ここでヘルメットを渡され……

ここからは実際にオスプレイに乗って、地上部隊との連携訓練を体験していきます。

・続き
「オスプレイ」に乗り込んで海兵隊の地上部隊支援訓練に同行してきた

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