レビュー

雷ガードできないタップにさすだけで雷サージ対応タップに変えてしまうプラグ3種を実際に買ってみました


落雷したときなどにそのまま異常大電流が発生し各種機器を破壊してしまう「雷サージ」を防ぐためには、雷サージ対応タップを使うであるとかUPS(無停電電源装置)を間に挟むなどの方法があります。

UPSは基本的に停電などでコンセントからの給電が不可能になった際に電力を供給する装置なのでバッテリーが大きく、どうしても設置のためにスペースを取りまくるのが難点。


雷サージ付きのタップは一番よく見かけるものかもしれません。しかしこれにも欲しい機能やデザイン性が伴ったものは少ないです。そもそも既にあるコンセントのタップを、新しい物に取り替えるというのはなかなか気が進まないもの。


「既存の電源タップを雷サージ対応にしたい」という場合に使えるのが雷サージプラグ、既に所持している電源タップに挿し込むだけで利用が可能であるため、実際に買ってみました。

1つめは「Yazawa 雷バスタープラグ 60000Vタイプ STB60WH」、Amazonでは税込800円、その名の通り最大サージ電圧は60000V。実際には瞬間的なボルト数だけではなく、さらに時間なども合わせて本当は「ジュール」で比較すれば製品として優秀かどうかがはっきりわかるようになっており、UPSだと雷サージ機能を表すためにジュールで書いてある場合が多いです。DELLのページにはサージプロテクタ購入時に考慮すべき重要な点として「ジュール定格は、サージプロテクタが吸収できるエネルギー量を示すものです。ジュール定格が高いサージプロテクタを選択しましょう。ジュール定格の値が高いほど、保護する力が強まります」とはっきり明記してあるほど。


コンセントに挿すとこんな感じ。プラグを一つ占領してしまうので、機能性よりは見た目を重視したい人向け。


次は「アクロス 強力サージプロテクタ付4口TAP AT-ST」。こちらの雷サージプラグは税込840円で「雷バスタープラグ」と近い価格設定。


「雷バスタープラグ」よりもスリムで4口タップまで付いてくるので、税込840円はかなりお手頃なお値段設定に感じます。最大サージ電圧は60000Vでエネルギー耐量は720ジュール。エネルギー耐量の表記があるのでしっかりとエネルギーの減衰について考えられており信頼できます。デザイン性というよりは実用性を求める人におすすめです。


最後は「SHODEN SPR-TB-P-A1 サンダーブロッカー」、価格は税込3150円と他と比べてかなり高い理由はこういう雷サージ対策を専門に扱っている企業が開発したものであり、見ての通りふさがない構造になっているため。許容サージ電圧は10000V以上です。


挿さっている状態。これはアース付きコンセントにも直接接続でき、アースピン付きプラグを挿すことも可能です。


このアースピンは取り外し可能。アースピン付きプラグのついた電子機器を雷サージから守る際に役立ちそうです。


「Yazawa 雷バスタープラグ」や「アクロス 強力サージプロテクタ」のようなタップにさすタイプは以下のようにタップのケーブルに一番近いところにさすのが肝心。雷サージが発生したときに入り口で止めて守ってくれるイメージです。


「SHODEN SPR-TB-P-A1 サンダーブロッカー」の場合は電源タップとコンセントとの間にさせばOKなので、一番確実といえば確実。


このようにして自分の予算や設置状況に合わせてベストなものを選択すれば、万が一の事態になった際にもなんとかして乗り切れるはずです。

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in レビュー,   ハードウェア, Posted by logu_ii

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