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大学内のある場所に水がかかると文字が浮き出る、ただそれだけのために一体どれだけの準備が必要なのか?レポート


あなたが大学の洗面などで手や顔を洗おうとして水を出したところ、突如として目の前に謎の文字列が浮かび上がってきたので「これは一体何なのだろうか……?」とふと考えてしまい、しげしげとメッセージを読んでしまう……そのためだけに、裏側ではどれほどの戦いが行われていたのかという「大人の戦い」を追ってみました。

mandom|GATSBY ギャツビー 【オサレ星人・松田翔太 新CM公開中!】
http://www.gatsby.jp/



今回の仕掛けのそもそものスタートラインは、マンダムの洗顔シリーズ・化粧水シリーズである「GATSBY」について、「モテるためにはフェイスケアが大事」ということを高飛車な物言いで伝えてくるオサレ星人のメッセージをどうすればターゲットとなる性別・年齢に効果的に伝えられるのか?というのをああでもないこうでもないと考えまくった結果、もろもろの事情によって最終的に「関東7大学9キャンパスの洗面台やシャワールームにこっそり特殊ステッカーを設置、濡れることではじめて登場する仕掛けにしよう!」と決まったもの。こういった「誰がどうやって考えたんだ?」というような企画の場合であっても、このように大の大人が顔をつきあわせて会議を重ねた上で決定しているわけです。


企画名は「GATSBY Water Ink Attention!! meets 大学」、こういった感じで企画内容をまとめ、実行できるカタチにまで落とし込んだ最終形がこの資料の中にはぎっしりと詰め込まれています。


今回のキャンペーンでは、水に濡れるとインクが浮かび上がってくるという特殊なステッカーを使用


実際にどのような感じで浮かび上がってくるのか、イメージしやすくするため、おもむろにペットボトルの水をどばどばとかけてデモンストレーション開始


すると以下のように文字が浮かび上がってきます。これは実際にどれぐらいの濃さで文字を印刷すればいいのかを確認するためのもの。四隅に「M50Y50」「M30Y50」などというように謎のアルファベットと数字が書かれていますが、これはマゼンダ・イエローなどの印刷カラーの指定。


それ以前にはこうやって文字がくっきりと見えるものも作られていましたが……


文字がくっきり見えるタイプだと、そもそも水をかける前から「何か書いてある」という仕掛けがわかってしまうために、絶妙な濃さを何度も何度もテストして完成品に至ったというわけ。


使用イメージはこんな感じ、シャワールームや洗面台に設置して上から水がかかると文字が出てくる、というわけです。以下はこのことを説明するため、ミーティング中におもむろに立ち上がり、何も無い壁に向かってあたかもパントマイムのように必死で説明しているところ。恥ずかしいとかそういうことを考えている暇も無く、このようにして速攻でアクションを起こして実行し、目の前でイメージさせるのが肝心です。


設置にあたっては「洗面台の大きさはどうなっているのか」を事前に調査していて、貼り付け面の大きさも異なってくるためステッカーのサイズもいろいろと分かれています。たとえば城西大学坂戸キャンパスの場合はこんなオーソドックスな洗面台。


まるでリフォームの設計図か何かかというぐらいにこまかく数字が書かれていますが、実際に貼り付ける面は3次元曲面になっており、その曲面に合わせて作らないとぺりぺりとはがれおちてしまうため、こんなに必死になってサイズを測定し、試作を繰り返し、貼る場所に応じて一つ一つ変えている、というわけ。


結果、以下のように千差万別の洗面台にも対応が可能となっており、いまや「どのような洗面でも立ち向かえるのではないか」という、今回以外に一体どのようなケースで役に立つのかよく分からない知見が得られたりもするわけですが、こういうときの一見ムダに見える経験が後々役に立つこともあるわけなので、一概にムダとは決めつけられません。Apple創始者である故スティーブ・ジョブズも伝説のスピーチの中で「未来に先回りして点と点をつなげることはできない。君たちにできるのは過去を振り返ってつなげることだけなんだ。だから点と点がいつか何らかのかたちでつながると信じなければならない」と言っています、信じましょう、この企画を実現するために費やした努力の数々は決してムダではない、と。


というわけで、実際にこの特殊ステッカーを設置するところが見られる城西大学のキャンパスまで見に行くことに。


ちなみに設置作業は休日ではなく平日に行われたので、最寄り駅の東武越生線川角駅から通学する多数の学生を見かけました。


まずは2号館に到着。


学内のいろいろな場所に設置されるのですが、まずは1階にあるこのトイレから。


施工前の洗面台はごく普通、なんの変哲もないセンサー式の洗面台。


どれを貼るのかを最終確認、先ほども見たようにいわばこのステッカーはフルカスタマイズされオーダーメイドされた一品モノ、間違って貼り付けてしまった場合、「てへぺろ☆」で許される問題では済まなくなってしまうのです、なんということでしょう。


一方、実際に施工する業者さんにはそんな裏事情は一切関係ありません、指示されたとおりに施工開始。


蛇口からの距離を測って……


印をつけて、ペタリ。


センサー式のため、作業中に思わぬところで水が出てきてしまう想定外のハプニング発生、どばー。


艱難辛苦を無事に乗り越え、施工完了。まるで蛇口が何かを喋っているかのように見えますが狙い通りのはずです。


ばしゃばしゃと手を洗うと、貼り付けたステッカーに水がかかり……


「女ってさ、脂っこい食べ物苦手なんだよ。あと脂っこい男も。」という、オサレ星人からのメッセージが表示されました。


鏡の下の方にはオサレ星人と「洗顔+化粧水=フェイスケア」と書かれたギャツビーのステッカーが貼られ、これがギャツビーのPRであることを示しています。これがないとただのイタズラと勘違いされ、「誰だよこんなことやったやつは?」と言われて速攻で大学生たちにペリペリとはがされてしまい、今までの努力がすべて水泡と化すのも時間の問題になってしまいます。


この洗面台への設置は全4ヶ所のトイレで行われました。トイレにこもって明らかにあやしい作業。


実際に学生さんに使ってもらったりしましたが、むしろステッカーが貼られていることで遠慮して極力水が跳ねないようにていねいに洗う人もいて、「注目を集める」という意味では大成功。


さらに、サークルの部室が並ぶ学友館という建物では……


男子シャワールーム内にステッカー貼り付けが行われました。


シャワーの下に大型のステッカーをペタリ、これぐらい大きければ無視することはもはや不可能


こちらはオサレ星人が物申すスタイル


実際に貼り付けたステッカーに水をぶっかけてみました。鍋に入れた水をばっしゃー。


GATSBY オサレ星人の特殊ステッカーに水をぶっかける - YouTube


「バイトは続かなくても洗顔は続けろよ。」と上から目線のオサレ星人。何者かもよくわからない星人に言われるとなんだか悔しいものがあります。


今回は城西大学坂戸キャンパスの事例を取り上げましたが、このほかにも首都圏の大学数校で設置が行われているので、自分の通う大学で見かけたら積極的に水をかけてみてください。メッセージは全5種類用意されています。


オサレ星人になることができるかもしれないGATSBYの洗顔シリーズ・化粧水シリーズのラインナップはこんな感じ。


フェイスケアの基本についてはGATSBYのサイトにて商品の使い方とテクニックが解説されています。

GATSBY:使い方とテクニック|フェイスケア
http://www.gatsby.jp/products/howto/face_index.php


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in 取材,   動画,   広告, Posted by logc_nt

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