川の真ん中にある岩にぽつんと建てられた家
ボスニア・ヘルツェゴビナとセルビアとの国境を流れるドリナ川の中にある岩の上に、45年もの間、1軒の家が残されています。人は住んでおらず観光スポットになっているようですが、なぜこんなところに家があるのでしょうか……。
Kućica na Drini
http://www.planinatara.rs/kucica-na-steni-u-drini.php
この家は1968年に現地の少年たちによって建てられたもので、当然ながら川中にある岩の上に家を建てることはなかなか困難な作業で、友人の助けを借りて完成しました。別荘として使うには完璧な場所にあり、天気がいい日にはボートを漕いできてここで過ごすのが格別だったそうです。
カヤックスポットとしても有名で、1980年ごろから多くのカヤック愛好家が集まるようになったため、、2000年から観光局主催でイベントを行っていましたが、規模があまりにも大きくなりすぎたため、2007年からはイベントは行われていないそうです。
家が建っている岩は川のほぼど真ん中にあります。
大きな雲と空。
秋の空と家。
ハンガリーの写真家アイリーン・ベッカーさんによって撮られた写真はネット上で話題になり、雑誌「ナショナルジオグラフィック」でも「8月の最高の1枚」の1つとして取り上げられました。
霧がかったドリナ川はそのまま絵画になりそうな雰囲気です。
春から夏にかけての季節に撮られた写真。
澄んだ青空の下にある家。
やや荒れ模様の空。
ドリナ川の上に建っているような状態のため、水かさが増えたときには大変なことに。以前、家が流されてしまったことがあり、今建っているものは再建済みのものだそうです。
ムービーでは家が浸水している様子がわかります。
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