甘さに加減がないアメリカのチョコレートキャンディの攻撃力
アメリカを旅するまで、スニッカーズが「キャンディ」に含まれるなんて知りませんでした。アメリカでは「エム&エムズ」も「キットカット」も、チョコレート菓子はキャンディに含まれます。「おなかがすいたらスニッカーズ」と日本でも宣伝されたように、アメリカでも手軽に食べて欲しいのは同様で、レジ近くのすぐに手が届く所に並べてありました。どれを選べばいいか迷うくらいに。
こんにちは、自転車世界一周の周藤卓也@チャリダーマンです。アメリカでエナジードリンク、ハンバーガーと同様にチョコレートキャンディも調べてみました。見ているだけでお腹がいっぱいになりそうな、アメリカのチョコレートキャンディの数々を紹介します。
スニッカーズを始めとしたチョコレートキャンディーには「シングル」「キング」「ミニ」「6パック」「ファミリー」と様々なサイズが用意されていて、状況に応じて好きなサイズを選ぶことができます。Mars(マース)、Hershey's(ハーシーズ)、Nestle(ネスレ)によってアメリカのチョコレート市場は形成されていました。
◆Mars(マース)
「Mars(マース)」はアメリカ合衆国の食品会社です。スニッカーズやエム&エムズをはじめとしたチョコレート製品は日本を含む多くの国で販売されています。日本では販売されてませんが、黒いパッケージで会社名と同じ「マース」のチョコレートバーも有名です。「orbit」のガムも各地でみかけました。意外なところで「ペディグリー」や「カルカン」といったペットフードもマースのブランドになっています。
世界中で販売されている「SNICKERS(スニッカーズ)」はチョコレートバーの代名詞といっても過言ではありません。キャラメルと絡めたピーナッツがチョコレートでコーティングされています。アメリカではサイズも種類も豊富でした。
シングルサイズ(2.07oz=58.7g)、価格は0.65ドル(約61円)。
これが世界中で見かけるスニッカーズの標準サイズです。
キングサイズ(3.29oz=93.3g)、価格は1.29ドル(約121円)。
標準を一回り大きくしたもので、アメリカ人らしい大きなサイズです。この大きさのスニッカーズが1袋に2つ入っています。
ミニサイズ(2.86oz=81.1g)、価格は1ドル(約93円)。
この一口サイズのスニッカーズが1袋に10個入ってます。日本ではスニッカーズ・モバイトのサイズが近いようです。
6パックサイズ(3.4oz=96.4g)、価格は1ドル(約93円)。
アメリカの1ドルショップでよく買っていたのが6パックサイズ。「Funsize(食べきりサイズ)」と書かれており、日本のミニのサイズと似ています。
12パックサイズ(6.98oz=197.9g)、価格は1.78ドル(約166円)。6パックサイズと同じ「Funsize」のものが12個入っています。
ファミリーパックサイズ(11.180oz=371g)、価格は2.79ドル(約261円)。Fun sizeが19個入ったサイズです。
DARK(ダーク)
Almond(アーモンド)
Peanut Butter(ピーナッツバター)
粒状のチョコレートを砂糖菓子でコーティングしてある「M&M'S(エムアンドエムズ)」は「夏でも溶けないチョコレートを」という要望によって開発されました。通常のチョコレートは茶色の袋と赤いマスコットキャラですが、バリエーションによって袋の色とキャラクターが変わります。
シングルサイズ(1.69oz 47,9g)、価格は0.69ドル(約64円)。
キングサイズ(3.14oz=89g)、価格は1ドル(約93円)。エム&エムズだとシェアリングサイズになってます。
6パックサイズ(3.18oz=90g)、価格は1ドル(約93円)。
ボックスタイプ(3.4oz=96.4g)、価格はこれも1ドル(約93円)。箱の中身は全部エム&エムズの粒チョコレートです。
Peanut(ピーナッツ)は黄色の袋。
Peanut Butter(ピーナッツバター)はオレンジ色の袋。
DARK(ダーク)は紫色の袋。
写真は南アフリカのものですが、アメリカにも勿論ある「Twix (ツイックス)」
バタークッキーをキャラメルとチョコレートを覆ったチョコレートバーです。
英語で天の川を意味する「Milky Way(ミルキーウェイ)」はマースの最初の商品として1923年に販売されました。ふわふわのチョコホイップとキャラメルををチョコレートでコーティングしています。
ミルキーウェイからキャラメルを除いたものが「3 Musketeers」になります。そしてこれがヨーロッパ版のミルキーウェイになるようです。
少しややこしいのですが、
・アメリカの「ミルキーウェイ」=ヨーロッパの「マース」(チョコホイップ、キャラメル)
・アメリカの「3 Musketeers」(チョコホイップ)=ヨーロッパの「ミルキーウェイ」
ということでしょうか。アメリカの「ミルキーウェイ」をイギリスで「マース」という名前で販売してしまったために、ブランドが混乱する事態になっています。アメリカには「マース」がないものの「似たようなものを食べているな」と感じていました。
マースが世界で展開する板チョコレートのブランドが「Dove(ドーブ)」になります。
◆Hershey's(ハーシーズ)
「Hershey(ハーシー)」もアメリカ合衆国の食品会社です。アメリカのチョコレート市場ではトップシェアを握っています。
会社名を背負った「Hershey's bar(ハーシーズ バー)」は板チョコ。ハーシーズと言ったらこのスタイルを思い浮かべます。写真はホワイトチョコレート。
ココナッツとアーモンドがチョコレートでコーティングされたのが「Almond Joy(アーモンド ジョイ)」です。
シングルサイズでこの大きさが2つ入ってます。
断面図はこのような形。ココナッツがジューシーでさわやかなチョコレートバーでした。
一方で「Reese's(リーシーズ)」はピーナッツバターがチョコレートでコーティングされています。ずっしりと詰まったピーナッツバターにチョコレートと、食べていて胃が重たくなりました。
シングルサイズでこのカップ状のチョコレートが2つ入ってます。日本でもウォルマートが関係して、西友で販売されているそうです。
ペパーミントクリームにチョコレートをコーティングしたのが「york(ヨーク)」、口に入れるとミントでスースーとします。
平べったいクッキーのような形状。
日本でもお馴染みの「Kit Kat(キットカット)」はネスレではなくてハーシーズの商品になっています。キットカットはイギリスのロントリー・マッキントッシュ社で生産されていたのですが、その時にハーシーズがアメリカでの販売ライセンスを得ていてました。後にロントリー・マッキントッシュ社は吸収されて、キットカットもネスレの商品となりますが、アメリカのライセンス契約はハーシーズに残ったみたいです。
キットカットのキングサイズ。
一口サイズのチョコレートにキャラメルを中につめているのが「Rolo」、こちらもキットカットと経緯は同様で、アメリカ以外ではネスレが販売しています。
一つ一つはこの大きさ。
◆Nestle(ネスレ)
世界一な総合食品企業の「Nestle(ネスレ)」もアメリカでチョコレートキャンディを販売しています。ただキットカット、Roloと海外の主力商品が販売できないのも響いているのか、アメリカのチョコレート市場ではハーシーズ、マースほどの存在感は見られません。
日本でも販売されている「CRUNCH(クランチ)」の6パックサイズ。
ライスパフを含んだチョコレートの食感が何ともいえません。
「100 Grand Bar」の6パックサイズ。
ライスパフ、キャラメル、チョコレートとなっています。クランチよりもサクサクとしています。
ボックスタイプの「RAISINETS」はレーズンをチョコレートでコーティング。
一つ一つにレーズンが入っていました。
◆チョコレートではありませんが
外見はチョコバーと一緒の「PayDay」
ピーナッツをキャラメルでコーティングしています。ハーシーズのブランドです。
ずっと粒チョコレートだと思っていた「Skittles」はメントスのようなソフトキャンディでした。
エム&エムズと同じマースのブランドです。
このようにアメリカはチョコレートキャンディで溢れています。どこにでもあってしかも安いのでついつい手にしがちですが、食べ過ぎと虫歯には気をつけたいところです。ちなみにメキシコでは、アメリカほど安くも無いのでほとんど口にしていません。
(文・写真:周藤卓也@チャリダーマン
自転車世界一周取材中 http://shuutak.com)
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