地球上にこれまで落ちた隕石の場所がわかる地図「meteoritessize」
ロシアのチェリャビンスク近郊に隕石が落下して1000人以上が負傷するということが起きました。あの隕石はNASAによるとここ100年で最大の隕石だったそうですが、隕石が落下すること自体は珍しいことではなく、2006年にも「記録的大きさ」と言われる隕石がノルウェーを直撃したり、同じ家に6度も隕石が落下するということも発生しています。
地図やデータの可視化を行っているBiodiversity Informatics社のCEO、Javier de la TorreさんはCartoDBという自社のサービスを用いて、過去に地球上のどこに隕石が落ちたのかを表示する地図を作りました。
Twitter / jatorre: Today I am having fun redoing peoples maps on @cartodb Here is a map of all meteorites fall on earth
Today I am having fun redoing peoples maps on @cartodb Here is a map of all meteorites fall on earth cdb.io/12RQQbK cc/ @smfrogers
— Javier de la Torreさん (@jatorre) 2013年2月15日
こちらがそのマップ。
meteoritessize | CartoDB
http://osm2.cartodb.com/tables/2320/public#/map
全体はこんな感じ。
南北アメリカ大陸。カナダへの落下は少なく、アメリカにはたくさん落ちているようです。ちなみに、丸のサイズは大きければ大きいほど落ちた隕石が大きかったことを示しています。
これはヨーロッパ、アフリカ、アジアあたり。アフリカの南の方に巨大な隕石がいくつか落ちており、ロシアの北岸は落ちたとしても誰も気づかないからなのか、あまり落ちた跡がありません。また、先日チェリャビンスクに落下した隕石は大きさなどがまだ詳細に把握できていないためか、情報が登録されていません。
日本を見るとこんな感じ
それぞれの丸をクリックすると詳細データが見られます。日本で特に大きかったのは1885年に滋賀県大津市の田神山で見つかった田上隕石。
これらのデータはTorreさんが入力したもので、「Map View」表示から「Table」表示に切り替えると、入力されたデータの内容が見られるようになっています。といっても、すべて手作業でやったというわけではないため、「5分ほどの作業だった」とのこと。
ちなみに、CartoDBはHTML5を利用しているため、IE9以前などのブラウザでは見ることができません。
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