Appleのティム・クックCEOが退任して取締役会長に、新CEOはハードウェアエンジニアリング担当上級副社長を務めるジョン・ターナス氏

2026年4月20日、Appleのティム・クックCEOがAppleの取締役会長に就任し、2026年9月1日付けでCEOを退任することを発表しました。後任はハードウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデントであるジョン・ターナス氏が務めます。
Tim Cook to become Apple Executive Chairman John Ternus to become Apple CEO - Apple
https://www.apple.com/newsroom/2026/04/tim-cook-to-become-apple-executive-chairman-john-ternus-to-become-apple-ceo/
Johny Srouji named Apple’s Chief Hardware Officer - Apple
https://www.apple.com/newsroom/2026/04/johny-srouji-named-apples-chief-hardware-officer/
Community Letter from Tim - Apple
https://www.apple.com/community-letter-from-tim/
Appleによれば、今回の人事は取締役会が全会一致で承認しており、綿密に練られた長期的な後継者育成計画に基づいているとのこと。クックCEOは移行に向けてターナス氏と密に連携しながら、2026年夏の間も引き続きCEOの職を務めます。

by Tessa Bury
クックCEOは1982年にオーバーン大学を卒業したあと、IBMのPC事業で12年間勤務し、最終的に北米フルフィルメント担当ディレクターに就任しました。その後、いくつかの企業を経て、1998年にAppleに入社。この時、当時CEOだったスティーブ・ジョブズ氏から直接入社を打診されたそうです。
グローバル事業担当シニアバイスプレジデントとしてAppleでのキャリアをスタートさせたクックCEOは、世界中の工場や倉庫を閉鎖し、契約製造業者に置き換えました。また、2005年にはフラッシュメモリに先行投資していたことが、iPod NanoやiPhone、iPadなどの安定供給につながったといわれています。そして、2011年にジョブズ氏と入れ替わる形でCEOに就任しました。

by Mike Deerkoski
クックCEOは「AppleのCEOを務め、このような素晴らしい会社を率いるという重責を任されたことは、私の人生における最大の栄誉でした。私はAppleを心から愛しており、独創的で革新的、創造的で思いやりにあふれたチームと共に働く機会を得られたことに深く感謝しています。チームはお客様の生活を豊かにし、世界最高の製品とサービスを生み出すことに揺るぎない献身をささげてきました」とコメント。
さらに、クックCEOは次期CEOに就任するターナス氏について、「ジョン・ターナス氏はエンジニアの頭脳、イノベーターの魂、そして誠実さと名誉をもってリーダーシップを発揮する心を持っています。彼には先見の明があり、25年以上にわたって数え切れないほどAppleに貢献してきました。ターナス氏こそがAppleを未来へ導くのにふさわしい人物であることに相違ありません。彼の能力と人柄には絶大な信頼を置いていますし、この移行期間、そして私が新たに取締役会長に就任するにあたり、ターナス氏と緊密に協力できることを楽しみにしています」と述べました。
また、クックCEOは「Appleコミュニティの皆さまへ」という書簡を発表。その中で、「これはお別れではありません。しかし、この転機を迎えるにあたり、この機会を借りて感謝の言葉を述べさせてください。今回は会社を代表してではありません。もちろん、社内の誰もが皆さんに心からの感謝を抱いていますが、今回は純粋に私、ティム個人としてお話しします。私は、田舎町で育ち、この魔法のような時間の中で、世界一の企業のCEOを務める機会に恵まれた人間です。私に対して示してくださった信頼と優しさに、心から感謝します。街角や店舗で私に声をかけてくださり、ありがとうございます。新製品や新サービスを発表した際、私と共に歓声を上げてくださり、ありがとうございます。そして何よりも、常に皆様を活動の中心に据えてきたこの会社を、私が率いることを信じてくださり、ありがとうございます。私たちは毎日、皆様の生活を少しでも豊かにするために何ができるかを考えながら目覚めています。そして毎日、皆様のおかげで、私の人生はこれ以上ないほど素晴らしいものになっています」と述べています。
後任のターナス氏は1997年にペンシルベニア大学を卒業した後、Virtual Research SystemsでVRヘッドセットを設計する機械エンジニアとしてキャリアをスタートさせました。2001年にAppleへ入社し、製品設計チームに参加。2013年にハードウェアエンジニアリング担当バイスプレジデントに任命され、AirPodsやiPad、Macの開発を主導しています。

その後、ターナス氏は2020年にiPhone開発の責任者に、2021年にハードウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデントに昇進し、2022年後半にはApple Watchの開発責任者に任命されています。直近ではMacBook Neoの開発を主導したとのこと。
ターナス氏は「Appleの使命を継承する機会をいただき、心から感謝しています。ほとんどのキャリアをAppleで積んできた私は、ジョブズ氏の下で働き、クック氏をメンターとして仰ぐことができた幸運に恵まれました。世界や人との関わり方を大きく変えた製品や体験を形作るお手伝いができたことは大変光栄なことです。今後数年間で達成できることに大きな期待を抱いており、世界で最も才能のある人々がAppleに集まり、私たち一人一人の力以上の大きな目標に向かって突き進むことを大変うれしく思います。この役割を担うことを光栄に思い、半世紀にわたりこの特別な場所を特徴づけてきた価値観とビジョンを胸に、リーダーシップを発揮していくことをお約束します」とコメントしました。
なお、ターナス氏がCEOに就任するにあたり、AppleでAppleシリコンの開発を主導したジョニー・スルージ氏が、ハードウェアエンジニアリング部門とハードウェアテクノロジー部門の両方を率いる「最高ハードウェア責任者」に就任することが発表されています。

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in メモ, Posted by log1i_yk
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