ハリウッド映画「バトルシップ」はどのように作られたのかを解説したムービー

ハリウッド映画バトルシップは約2億5000万ドル(約220億円)を投入したSF大作として2012年に公開されましたが、高額を投入したとあってビジュアル・エフェクトは秀逸なものとなっています。そのバトルシップはどのようにして作られたのか?ということで、映像が完成していく様子を公開したムービーが「Behind the Magic: The Visual Effects of Battleship」です。
Behind the Magic: The Visual Effects of Battleship - YouTube

ボートに乗っていると、海中から謎の物体が飛び出しました

水しぶきを上げて現れたのは宇宙から飛来した異星人の大型機動兵器

このシーンから、霧のように舞っている水しぶきを取り除きます。

さらに背景である青空を取り除くとこんな感じ

次は大型機動兵器が主人公らの乗っているミサイル駆逐艦に対して攻撃を仕掛けてきたシーン


砲弾が甲板に突き刺さり……


爆発

上から見た図

爆発の様子をレイヤーにして見てみると以下のようになります

船は実際に作られておらず、コンピューター内で沈没していっているというわけ

完成した映像はこんな感じになります

異星人もすべてビジュアル・エフェクトによって作られています

撮影時に殴られているのはこの通り俳優ですが……

完成した映像では異星人に姿が変わっています

ボカッ

何気なくあびせられる砲弾

分解してみると……

ものすごく細かい、いくつものパーツから成り立っているのでした

砲弾によってダメージを受けていく船体

エフェクトを分かりやすくしてみた図

さらに、基地が攻撃される瞬間がどうやって作られているのかを見てみます。実際に撮られたかのように見えるこちらの映像ですが……

まず、建物を構築

地面や煙、炎などを配置させていきます

空の映像をプラスし、ヘリコプターを配置

ゴロンゴロンと武器が飛んできました

破壊されるヘリコプター

船艦のデザインはこんな感じです

船艦の下に海の映像をプラス

波しぶきを上から落とします

完成しました

砲撃

高額を投入して作られたものの収入はわずか6500万ドル(約57億円)であり、2012年のワースト映画第1位とも言われたバトルシップですが、その気合の入りようがしっかり分かるムービーとなっています。投入した予算と結果は必ずしも結びつかないものです。

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