ヒト型ロボット「Roboy」制作プロジェクト、2013年3月に実機をお披露目
東京大学情報システム工学研究室で人間の骨格や筋肉を再現したヒューマノイド「腱志郎」が開発されていますが、同じように腱を再現することで人間と同じような動きが可能なヒト型ロボット「Roboy」がチューリッヒ大学人工知能研究室で開発されています。
こちらは2013年3月にお披露目をする予定で、9ヶ月という短期間での建造プロジェクトが現在進行形で動いており、実現に向けてクラウドファンディングによる出資を募っています。
Roboy
http://www.roboy.org/
Welcome to the AI Lab
http://ailab.ifi.uzh.ch/
実際のROBOY制作現場はこんな感じ。
ROBOY: Tendon Driven Humanoid Robot - YouTube
人工知能研究室のRolf Pfeifer教授
テーブルに置かれているのが開発中のRoboy
手をゆっくりと握りしめる動作
まるで胸筋がついているかのような胸部
腕を動かすためにこれだけ複雑な制御が必要であることを考えると、人間の体というのは本当によくできているものです。
この部分にロゴが入るそうです。
「Roboyをあなたの友達に!」
プロジェクトには15人の仲間と、40人以上の技術者、科学者が協力しています。将来的にRoboyは、映画「Robot&Frank」(日本未公開)に出てきたロボットのように、人を助けるためのサービスロボットになる予定。サービスロボットは人々と生活空間を共有することになるので、ユーザーフレンドリーさと安全性がなによりも重要になってくるため、とにかく「ソフト」であるように心がけているそうです。
2012年7月に制作がスタート、2013年3月に「Robots on Tour」というイベントでお披露目を行う予定という9ヶ月突貫プロジェクトで、その開発速度を維持するために、クラウドファンディングによって50万スイスフラン(約4700万円)の調達を目指しています。
ファンドで得られるものは以下のような感じです。
25フラン(約2400円):「Robots on Tour」チケット1枚
50フラン(約4700円):Roboyのフィギュリン(小さな像)
100フラン(約9400円):Roboyフィギュリン、お披露目ツアーのチケット1枚
200フラン(約1万9000円):Roboyとの写真撮影、「Robots on Tour」チケット2枚
500フラン(約4万7000円):Roboyとの写真撮影、「Robots on Tour」チケット3枚
1000フラン(約9万4000円):Roboyプロジェクトチームと会える権、「Robots on Tour」チケット10枚
5000フラン(約47万円):Roboyを1日何かのイベントに借りられる
2万フラン(約188万円):Roboyを専門家、説明担当者つきで2日間イベントに借りられる
5万フラン(約470万円):要相談
なお、12月31日までの申し込み特典として、Roboyの頭にロゴを貼るスペースをもらえるほか、2013年1月にRoboyプロジェクトチームと会えるとのこと。
・関連記事
紙で作った二足歩行するロボット「PR-V」 - GIGAZINE
世界最大の2足歩行マシン「はじめロボット」が動く姿をフォト&ムービーで激写 - GIGAZINE
ロボットビジネスの最前線、iRobotの米国本社に行って研究開発の現場を取材してきた - GIGAZINE
・関連コンテンツ
in 動画, Posted by logc_nt
You can read the machine translated English article Humanoid robot "Roboy" production projec….