格安航空券もネットで国際競争の時代、海外サイト利用でバンクーバーまで飛んでみた
日本からカナダのバンクーバーの航空券を探していました。海外のバックパッカーがよく使っている「skyscanner」というサイトを使うと「Ebookers」が最安表示されました。日本人が日本から旅立つのに海外のサイトから予約して大丈夫かと心配でしたが、2万円位は違ってくるので試してみました。
こんにちは、自転車世界一周の周藤卓也@チャリダーマンです。カナダに到達しました。
南アフリカのケープタウンから日本への航空券を探したときは、Androidアプリの「On The Fly」を使って最安値であるエミレーツ航空をみつけました。これはエミレーツ航空がOn The Flyの検索の対象に入っていたからで、エミレーツ航空のオフィスで同じ航空券が買えました。今回はインターネットの「skyscanner」を使っています。そして出てきたのが「Ebookers」というサイトでした。台湾系のチャイナエアラインですが、オフィシャルサイトで検索しても同じ航空券は出てきません。だからEbookersで航空券をカードで支払って予約しました。全部を英語でやるのは心配です。ただEbookers自体はWikipediaにも載っていたので信頼しました。
条件を入れて検索しました。価格は燃油サーチャージも含まれています。
旅程の詳細も確認できます。
確認したかったので、Ebookersでskyscannerと同じ条件で再度検索してみました。
やはりチャイナエアラインが出てきます。
詳細を確認。
予約できました。
しばらくするとE-mailで予約内容が送られてきます。これをプリントアウトしてチェックインを済ませました。
フライトの1週間前に予約の確認もしました。当日も何の問題はありませんでした。今までなら日本語のサイトで探していたのですが、格安航空券も国際競争の時代かもしれません。日本のあるサイトでは料金は出ているのに、詳細を問い合わせたら空席がありません。どこよりも安い航空券の値段は燃油サーチャージが含まれていませんでした。
バンクーバーまでは4万5000円から。
ただし、航空券と同じくらいする燃油サーチャージも払ってください。
今回Ebookersで手にした福岡発バンクーバー行きの航空券はチャイナエアラインの利用で「7万0123円」と、インターネットの予約手数料が258円でした。日本のサイトで一番安い航空券は大韓航空の利用で約9万円しかみつかりません。その差は約2万円。日本人が日本からの航空券を海外のサイトで購入するなんて何がなんだか分かりませんが、今回はこれで上手く行きました。
自転車は近所のディスカウントストアで貰ったダンボールに梱包。
北米便は23kg×2個までが無料預け入れ手荷物。30kg位までは超過料金は一緒なので自転車の箱は重くしました。2500円の超過料金で全部済むなら良心的です。
出国のスタンプを押してもらいます。パスポートが変わらなければこの隣が帰国のスタンプです。
福岡から台北のまでの機内食。
そして台湾に到達しました。
福岡から台北までは2時間弱のフライトでした。乗り継ぎのバンクーバーへの便は深夜発なので10時間くらい待機時間があります。空港内をぶらぶらとしていました。台湾は外国のはずですが、そこまで違和感を感じません。ガンダムの模型があったり、ハローキティがあったりと日本との距離も近く感じました。
子どもの遊具。
水筒に水を汲むのは中国と共通?
自動販売機にはC.C.Lemonがあります。
広告を兼ねたSONYの液晶テレビ。
ネットゲームのキャラクター。
何箇所かパソコンが置いてあって、無料でインターネットに接続できます。無料のWi-Fiも飛んでいます。
ハローキティ。
フードコートでチャーハンを食べました。
深夜の便で台北からバンクーバーに乗り継ぎます。約11時間のフライトでバンクーバーの空港には19時に到着します。台北で深夜を迎えたはずの24日が終わりません。日付変更線を超えたので、2012年の9月24日は2日分ありました。時差は日本が1月1日午前0時の時にはバンクーバーは12月31日の午前7時になります。入国審査は別室に連れて行かれてスムーズには行きませんでした。「私はチャリダーマンをやっています」では通してくれません。それでもちゃんと旅を説明して81カ国目のカナダに入国。初めてのアメリカ大陸です。
ぎっしりと詰めた段ボールを開いて……
自転車を組み立てていきます。
荷台の荷物がぐちゃぐちゃだけど、ひとまず完成。
アメリカ大陸を走ります。
カナダからアメリカ、メキシコ、中央アメリカを縦断。パナマとコロンビアの間は陸路で越えられないため、飛行機で南米入りして最南端のウスアイアを目指します。早い人は夏にアラスカのアンカレッジからスタートしているアメリカ大陸縦断の王道ルートです。再出発にあたって、家族や友人から暖かい想いを受け取りました。
ザンビアを一緒に走った四宮さんから、「周」の形のステッカー。自分の名前と世界一周の意味を込めて作ってくれました。
シートポスト下のフレームに張ると、自転車に命が吹き込まれます。
お坊さんの友人には数珠を頂く。
世界一周も3回目の旅立ちになるので、3つ目になる実家から交通安全御守。全部持って旅しています。
このアメリカ大陸縦断をやってこそ、自分の想い描いていた自転車世界一周が完成します。これまで通り、一つ一つこなしていきます。男の子ですから、できれば夢は叶えたい。バンクーバーからロッキー山脈を目指します。カナダはでっかいです。
(文・写真:周藤卓也@チャリダーマン
自転車世界一周取材中 http://shuutak.com)
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