全自動運転で海上の指定したポイントを調査してデータを送信してくるボート「Robotboat Mark VI」


人類は月面には到達したことがあっても深海のほとんどは未踏であることからもわかるように、海は今だ謎であふれていますが、そんな海や湖、川など、世界中の水を研究するために作られたのが完全オートで燃料不要のボート「Robotboat Mark VI」です。水質、気温、酸素量、放射線量などさまざまな計測を行うセンサーやカメラ・GPSなどを備え、遠隔計測システムによって実際に人が船に乗らなくとも世界中の水域を調査することが可能です。

Robotboat Mark VI by Eamon Carrig — Kickstarter
http://www.kickstarter.com/projects/robotboat/robotboat-mark-vi

Autonomous Marine Systems
http://www.automarinesys.com/

ムービーは以下から。


Robotboatは海のあらゆるものを測る、いわば海を漂う衛星のようなもの。


さまざまなものを計測します。例えば、船から漏れてしまった石油


太平洋にどのくらいのゴミが浮かんでいるか


海流の動き


氷山


サンゴ礁


ムービーや音声によって海の中の生き物の情報を得ることも可能です


作ったのは以下の4人。こちらはWalterさん


Robさん


TJさん


そしてEeamonさんです。


Robotboatはこれまでに5台のプロトタイプを経て、今回完成したのは6台目とのこと


Robotboat Mark VIの製作風景はこんな感じ


大波がやってきても転倒してしまわないようデザインされています。


船体にはソーラーパネルが搭載されており、太陽エネルギーで動きます。そのため、燃料は不要。


また、指定したポイントまで完全にオートマティックでたどり着けるようようプログラムされています。


ボートほどの大きさですが、GPS、慣性計測装置、カメラ、水中聴音機や海の上でもデータの送受信を可能にするモデムの他、気温、風向、風速、水の伝導率、船体スピード、酸素濃度、気圧、水質、二酸化酸素量、放射線量、塩分、pH、圧力、水深など海を測定するために必要な多数のセンサーを搭載しています。


GPSを搭載しているので、Robotboatがどのような航路を辿っているのかを見ることも可能です。


これまで、海洋の計測を行う際には人を船に乗せて海に送り込まなければなりませんでしたが、Robotboatは1台あれば遠隔計測が可能であり、コストを大幅に削減できるというわけです。なお、遠隔計測システムはテストを行った結果、問題なく動作したとのこと。


船体は汚損を防ぐためにさまざまなコーティングがされており、重要なセンサーの周りにはワイパーも取り付けてあります。


なお、Robotboatは現在KickStarterで出資を募っている最中です。8万ドル(約630万円)で一隻、17万ドル(約1300万円)で3隻のRobotboatが完成する予定で、出資が集まった後、数ヶ月以内に世界中の記録を取り……


大西洋を横断する予定です


20ドル(約1600円)の出資でキーホルダー、45ドル(約3500円)の出資でTシャツがもらえ……


500ドル(約4万円)の出資でRobotboat Mark VIの3Dモデルがゲットできます。


締め切りは現地時間で10月12日の午後2時47分です。

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in サイエンス,   動画, Posted by logq_fa