レゴブロックで作った自動でパンケーキが焼けるロボット「パンケーキ・ボット」
NXTと呼ばれるマイクロプロセッサーが内蔵されたレゴブロックにプログラミングをすることで丸い形はもちろん、マウスや星の形のパンケーキを焼くロボットが「パンケーキ・ボット」。ノルウェーに住むミゲル・バレンズエラさんが開発したもので、世界中から科学や芸術などに関する作品が集う「Maker Faire New York」に出展するそうです。
MAKE | Maker Faire New York: Lego Pancake Bot Interview
http://blog.makezine.com/2012/09/08/maker-faire-new-york-lego-pancake-bot-interview/
Pancake Bot - YouTube
女の子が触っているのはレゴブロック。
スイッチをポチッ。
とても楽しそうな表情ですが……
実はこのレゴブロックはパンケーキを焼くロボット。開発者のミゲルさんは2人の娘のために、このレゴブロックでパンケーキが焼けるロボット「パンケーキ・ボット」の開発を始めたそうです。
ミゲルさんは「パンケーキ・ボット」の開発の過程を「D&F&R&D」、つまり開発(Development)、フラストレーション(Frustration)、研究(Research)、開発(Development)と表現しており、NXTを一つしか持っていないなどの制約がありながらも、少しずつ改良させながら作ってきたとのこと。
パンケーキのもとが入っているボトルの位置も変更できるのですが、移動のための歯車ももちろんレゴブロック。
子どもなら誰もが知っている、なんだか見たことのある形が完成しました。
動力部も見えるようになっていて、見ているだけでも楽しめます。
プログラムで作動するようになっており、同じような形をいくつも作ることが可能です。
レゴブロックを料理と組み合わせ、ロボット工学を研究所では無くキッチンで行えるものとすることで、子どもがより親しみやすい実際の世界を通してロボット工学に触れることができる、とミゲルさん。
「パンケーキ・ボット」について大人に話すと笑われるそうですが、子どもに話すと彼らは目を見開き「ワオ!」と言うそうです。
この「パンケーキ・ボット」を今年の9月29日、30日にニューヨーク科学ホールで行われる「Maker Faire New York」に出展するそうで、SketchUpファイルやDWGファイルを「パンケーキ・ボット」で再現できるようなヒントを得られることを期待しているとのこと。そして、また「Maker Faire New York」のネットワークを通して、いずれは人々が購入して使えるまでのレベルに持っていけたらとミゼルさんは言います。
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